タイ人意識調査:今年もタイは混沌が続く

これは今朝のバンコクポストに載っていたタイのNIDA(National Institute of Development Administration)が、2022年の見通しについて18歳以上の国民、約1,300人にアンケート調査した結果です。

残念ながら81%もの人がタイの状況は昨年と変わらない、もしくは状況はさらに悪くなると悲観的に考えていることがわかります。

プラユット首相まだ続投?

まず政治に関して国民に不人気のプラユット首相の去就についてですが、タイの法律では首相の任期は最長8年です。従って、2014年のクーデター政権樹立から今年で8年になることから、プラユット首相はもう退任しなければならないというのが国民や野党の意見です。しかし、それにもかかわらず今年もプラユット首相は辞めないだろうと考えている人が45%もいます。

ちなみに、アメリカの大統領も2期8年がリミットですが、さすが民主主義国家だけあって、さらにあと4年大統領をやろうとした人の話は聞いたことがありませんが…。

また、「「国をよくできないのなら早く辞任を」といわれたプラユット首相」で自分の施政を一般市民に非難された首相がブチ切れたという記事を紹介しましたが、これも民主主義国家のアメリカや日本ではちょっと考えられない事件です。

いずれにせよ、国民の多くも今年政権交代が実現する可能性は低いと考えているのがこのグラフでもわかります。

2022年の経済回復も期待薄

経済についても約80%が前年と同じか更に悪化すると考えていて、タイ国民が非常に悲観的なことがわかります。これはオミクロンの出現や世界経済の動向も関係するので、一概に現政権の施政に問題があるというわけではありませんが、少なくとも現時点では明るい展望は見えてきてないわけです。

さらに、昨日書いたように外国人投資家はタイ経済の更なる悪化を危惧していて、これからそういう兆候が出てくれば一挙に投資資金を引き揚げることになるので、経済不況が悪化するだけでなくタイバーツも大きく下落するかもしれません。

パンデミックは終わらない

さて、フランスでまた新しい感染力の高い変異種が出たとの報道もあり、コロナはこれからも次々と新たな変異種が出てくる可能性もあることから、こればかりはどうなるか予測できません。

ただし、この調査はデルタやオミクロンといった既存の変異ウイルスを基準に予想がされているので、むしろ、漠然としたコロナ禍に対する不安感が出てきているのだろうと思います。

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