コンドミニアム買うならトンブリ?

バンコクの高級住宅地

バンコクと東京では街としての規模や歴史も違うので一概に比較するのは無理ですが、それでも大体の土地柄を理解するには、東京の街を例としてイメージするとある程度理解しやすいかもしれません。

例えば、日本人が多いトンローやプロンポンのロワースクムビットは、都心3区の中でも広尾とか六本木のある港区に近いイメージがありますが、一方で欧米人やタイ人のお金持ちが多く住むセントラルルンピニは銀座のある中央区というのが私の持つイメージです。

どちらも高級住宅地なので、コンドミニアム価格が高いという意味では大きな違いはありませんが、セントラルルンピニの主要大通りであるワイヤレス、ランスアン、ラーチャダムリに住む日本人はそう多くはありません。

一方、トンロー通りやスクムビット39などは多くの日本人が住んでいることから、不動産投資においても昔から日本人投資家が買ってきたのは、アソークからエッカマイにかけてのいわゆるロワースクムビットが中心でした。

需要はあってもアフォーダブルは投資に不適格

しかし、コロナ以降外国人投資家がほとんどいなくなった結果、こういった高級住宅地のコンドミニアム市場ではタイ人富裕層が安値買いのバーゲンハンティングをしているぐらいで、2017年頃のピーク時の勢いはもうありません。

そんな中にあって、今でも比較的取引ができているのがいわゆるファーストタイムバイヤーと呼ばれる第一次取得者向けの物件です。これは比較的廉価なアフォーダブルと呼ばれる住宅に対する実需なので、満ち引きする波のような大きなサイクルがないことから、安く買って高く売るというキャピタルゲイン狙いの投資妙味はあまり期待できません。

それに、廉価物件は水漏れや雨漏りといった施工に問題があるケースが多くトラブルに泣かされるリスクが高いのと、使用する資材もよくないので経年劣化が激しく築5年もするとめっきり古臭くなってきます。

それもあって、私は著書の中でも、たとえ1ベッドルームであっても300万バーツ(1,000万円)にも満たないような廉価物件は買わない方がいいと書いてきています。

土地柄に関する個人的なイメージ

さて、今回不動産調査コンサルティング会社のテラメディアコンサルティングが調査した結果によると、地下鉄ブルーラインの延伸もありこの実需層の間で最も人気が出てきているのがトンブリエリアということです。

トンブリに対して私が以前から持っていたイメージは、東京都心部から見て同じ川向うにある川口や浦和と同じで、都市近郊の庶民の中流住宅街というものだったのですが、最近は大型ショッピング施設のアイコンサイアムもでき、かなりイメージアップしてきています。

特に地下鉄ブルーラインの延伸で都心部を回る大環状線となったことから、CBD(中心部ビジネス街)であるシーロム、セントラルルンピニ、ロワースクムビットにも通えることで特に人気が出てきているということです。

しかしながら、確かにそういう点はあるものの、こういう大環状線は東京でいう大江戸線、ロンドンのサークルラインと同じで、高級住宅街とCBDを直接結ぶ中央線や東横線、京王線のような人気は将来も出てこないと思います。そういう意味でも、やはりサイアム、チットロム、プルンチット、アソーク、プロンポンと多くのCBDに一直線でアクセスできるグリーンラインの方が価値があると思うのです。

従って、もし500万バーツ以上の予算があって、この人気ランキングの中のどれかに投資するとすれば、やはり5番目のアウタースクンビットと呼ばれるプラカノンからウドムスク、そしてサムローンあたりの2ベッドルームを狙うべきだろうと思うのです。

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