風光明媚なプーケット、しかし不動産投資ならパタヤに軍配か

外国人観光客に依存するプーケット

今回、プーケット島の中を車であちこち回ってきたのですが、本当に景色のいいところです。冒頭の写真はドライブで立ち寄った人影のほとんどないビーチで撮ったものですが、エメラルドグリーンとオーシャンブルーの入り混じった美しい海は、さすが世界的に名の通った観光名所だけのことはあります。

ただ、残念ながら島中どこもほとんどの店が閉まっていて、パタヤに比べてプーケットの方が好調という印象は特にありませんでした。

これは、オールドタウンからパトンビーチに戻る際に立ち寄ったセントラルのフローレスタショッピングモールの中の写真です。ウイークデイではあったものの、正午過ぎという時間帯にもかかわらず、早々とクリスマスツリーが飾られている中、1階、2階ともほとんどお客がおらず、ゴーストタウンのようで、これなら閉めたほうがましではないかと思うほどでした。

一方、2、3か月前の最悪期にパタヤに行った際、同じような時間帯にターミナル21も覗いてみたのですが、少なくとももっとお客が来ていたし、12時半ごろになるとどこからかランチを食べに人が集まってきて、駐車場もそれなりに混みあっていました。そういう意味では、ショッピングモールもまだパタヤの方が少しマシなような気がします。

プーケットは昨日書いたパトンビーチのバングラ通りなどは欧米人観光客が結構いて、夜はそれなりに賑やかになっていますが、それでもまだ、あれだけの宿泊施設や飲食店を支えるには少なすぎます。

また、他にもカロンビーチ、カタビーチ、カマラビーチ、スリンビーチと回ってみましたが、ビーチにいるのはまばらな欧米人観光客だけで、タイ人観光客はあまり見なかったように思います。もっとも、週末はまた違うのかもしれませんが…。

ところで、パタヤの方は週末には多くのタイ人観光客が来ているので、大きなホテルの駐車場などはほぼ満車状態ということです。ニュースによると、今のパタヤは9割がタイ人観光客ということで、これが都心近郊型リゾートの強みなのかもしれません。

コロナの影響は長引く

これはカロンビーチから少し中に入ったところで見かけた、建設中のコンドミニアムと思われるプロジェクトです。何棟もあるかなり大きなプロジェクトで、これ以上建設を進めても今の状況では売れないと思ったか、それともデベロッパーが既に破綻したかで工事が止まっているのだろうと思います。

ただ、「パタヤのあの幽霊プロジェクトが工事再開?」で紹介したパタヤのプロジェクトのように7年も放置されているわけではないので、不動産市場さえ回復すればまだ建設続行は可能だと思います。ただし、プーケットが以前のように外国人観光客で溢れ、コンドミニアムやビラといったリゾート物件が再び売れるようになるのがいつになるのかは見当もつきませんが。

パタヤの優位性

今回、わずか3日間のプーケット滞在でしたが、個人的に思ったのは、透き通った海ときれいな海岸線を見下ろしながら、こんなところで毎年数か月間過ごせたらいいだろうなということです。

実際、これは私が宿泊したホテルの部屋から、パトンビーチを見下ろしながらビールを飲んで過ごしているところを撮ったものですが、明らかにパタヤよりきれいな海が魅力で見飽きません。

しかし、残念ながら、プーケットを不動産投資の対象として考えた場合、その弱点は観光産業以外、他にアップサイドが見当たらないところだと思いました。しかも、タイ人でなく外国人観光客への依存度が高すぎることもマイナスです。

その点、パタヤにはバンコクからつながるEEC(東部経済回廊)構想による経済発展、それに伴うバンコクからの高速列車の開通やウタパオ空港の国際化といったアップサイドがあること、そしてすぐ近くには人口800万人のバンコクがあり、タイ人観光客も多く外国人観光客だけに依存してないことには非常に魅力があります。

経年劣化を考えるとプーケットでは多分損切り

これからもコロナの影響は長引き、外国人観光客が2019年の頃のように戻ってくるには、もしかすると向こう5年ぐらいかかるかもしれないと思っています。そう考えると、タイでリゾート物件を底値で買って、保有期間中は他人に貸さず、自己使用するというつもりであれば、「半値に落ちたパタヤ不動産はそろそろ底値か!」で書いた通り、今はリゾート投資はタイミング的に悪くありません。

投資価値などどうでもよく、とにかくプーケットに住みたいというお金持ちの人は別ですが、5年、10年先には手放すことを考えて、その時には建物が経年劣化していても大きく損をしたくない、運が良ければいくばくかのキャピタルゲインも期待したいと考える人にとっては、プーケットに投資するよりも、パタヤの方が可能性が高いと思った次第です。

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