タイランドパス苦情殺到!

不満のプラユット首相も直接介入

The Bangkok Post reports that PM Prayut Chan-o-cha has stepped in to order officials to fix the system, which was launched to much fanfare and promises of a more streamlined application process.

簡単な入国申請手続きという鳴り物入りのうたい文句で始まったタイランドパスだが、(バグで使えないと旅行者から苦情が出ていることから)プラユット首相も介入し、すぐに直せと関係部署に命令。

Bangkok Post

A government spokesman says efforts are underway to fix glitches that have affected the Thailand Pass system since its launch. Social media has been awash with criticism from both Thais and foreigners attempting to use the system. Many have complained about delays in receiving the QR code required for travel, while others say they never received it at all.

政府のスポークスマンは、11月1日の導入以来、今も続くタイランドパスで発生しているシステムのバグによる機能障害問題を修復しているところであると伝えた。タイランドパスを使った多くのタイ人や外国人旅行客は、ソーシャルメディアの中で入国に必要なQRコードの到着が遅い、全然届かないなどと批判している。

Bangkok Post

稼働初日からAPIエラーが出て申請できないという苦情がたくさん出ていましたが、さらに今は承認されたのにいくら待ってもQRコードが届かない等、相変わらずバグの問題で旅行者から苦情が殺到しています。

この問題に対し、政府はああだこうだと理由を連ねていますが、読んでみるとどれも最初から想定できることであり、結局、準備が不十分だったということだと思います。

タイランドパスはタイ開国の目玉であったこともあり、これにいらついたプラユット首相がすぐ直せと命令したのもわかりますが、タイのデジタル庁(Digital Government Development Agency)とやらが作ったシステムだけに、やはりこれもタイレベルなのだろうと思います。

タイランドパスはCOEよりも対処が困難

手続きが面倒と苦情が多かったCOEですが、これについては大使館や領事館が直接承認を出していたので、何が問題なのかいろいろとアドバイスを受けることができました。

しかし、タイランドパスはすべてオンラインで承認が出されるため、大使館や旅行会社に聞いても実際何が問題なのか答えられないところがネックになっているようです。

その上、システム上のバグもあるということであれば、申請に何の不備があったのか、バグで承認されなかったのかと、原因がなかなかわからないところがあり、今のところは以前のCOEよりも対処が難しいという状況のようで、この点でも苦情が多く出ているそうです。

残念ながら、現状では自分の申請がどうなっているのか等、疑問に答えるヘルプデスクしかなく、これは英語でやり取りできる欧米人にとっては役に立ちますが、一般の日本人にとってはここに電話をかけたり英文で問い合わせるのはなかなか困難だとも思います。

早速出てきたタイランドパスの詐欺サイト

ところで、タイ政府はこのタイランドパスを使った以下の詐欺サイトに引っかからないように注意を促しています。thailandpass.org

これはタイ政府のサイトではなく、悪意のある連中がタイランドパスを悪用し、SHA+ホテルを紹介してコミッションを稼ごうとするためのものです。

もっとも、タイ政府もどうして最初からこんな似たような名前のアドレスが登録されないように防衛登録しておかなかったのかと、初歩的な準備不足を批判されているのですが…。

やはり欧米人が頼みの綱

さて、何はともあれ隔離検疫がなくなってから着実に入国者数は増加しています。最初の1週間で16,595人の外国人が入国したとのことで、ここで興味深いのは、入国してきた外国人を国別に見ると何と日本人と韓国人が4位と5位です。

ただ、今は旅行シーズンでもないし、どちらの国でも帰国後14日間の隔離があることを考えると、大半がビジネスでやってくる人達だろうと思います。従って、今まで出張を控えていた人達が一斉に堰を切ったようにタイにやってきているだけで、そう長続きはしないかもしれません。

一方、予想通り「63ヶ国対象で始まった“Test & Go”、でもまだ問題山積み」で書いたように、かつては年間1,000万人もの観光客が来ていた中国は、現時点では10位以内にも入っていません。

代わりに欧米人が上位をほぼ独占している状況で、彼らの大半は寒い冬を暖かいタイで過ごすという観光客だろうと思います。そういう意味で、欧米人観光客はこれから新年にかけて増え続けるし、タイ政府もアジアで宣伝などしても効果がないので、これからはアメリカとヨーロッパを中心に広告宣伝をしていくべきかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました