パンデミックの落とし子、バカ安の高年式中古車は今が買い!

オートローン全盛のタイ

タイの場合、富裕層は別として、ミドルクラスの大半は車を買う時にローンを組むので、このグラフで見てもわかるように、タイの銀行貸出残高の13%が車やバイクのオートローンです。

オートローンの落とし穴は、200万円のコンパクトカーと300万円の高級車を比較した場合、金利が同じなので毎月の支払が5割増えるわけではなく、何となく300万円の高級車を買う方がお得に思えるところです。

それもあって、月収がわずか7万~8万バーツ(約25万円)しかないのに、あまり金融リテラシーがないアッパーミドルクラスで、ちょっと分不相応なほどの高級車に乗っている人が多いようにも見えます。

そして、このオートローンビジネスのトップは三菱UFJの子会社であるグルンシー銀行ですが、彼らにとってはしっかり車両保険に入ってもらっている車やバイクは、不動産と同様に安全な担保なのです。しかも、もし支払いの滞納があれば、不動産と違って車は換金性が高くさっさと差し押さえて売却してしまえる低リスクのおいしいビジネスでもあるわけです。

パンデミック以降、多くの差し押さえが発生

以前、「資金ショート寸前の中小企業、車担保ローンに殺到」で書きましたが、パンデミック以降、長引く不景気で個人経営者等が最後の資金調達手段として、車を担保に短期資金のお金を銀行から借りたりしていますが、その中でも結局破綻し、銀行に差し押さえられたケースも多いはずです。

また、一般個人も減収や失業でローンの支払いが滞った結果、ここでも多くの車が差し押さえられて中古車市場に出てきています。

その結果、新車販売は昨年25%も落ち込んだものの、一方で高年式の中古車が3割から4割引きの格安で供給されるようになった結果、多くのユーザーが割安感のある中古車を買うようになり、今は年率20%から30%の成長市場となっています。

アメリカと同様、中古車が値上り中

一方、需要の面から見ると、コロナにより、特にバンコクのタイ人の間では、BTS等の公共交通機関で移動することによる感染リスクが嫌がられた結果、隔離された空間である車での移動に対する需要が急拡大しています。

Kasikorn Research Center expects second-hand car prices to go up by 5.5-7.5% this year due mainly to the pandemic’s impact and also expects used car prices will continue to increase next year due to the recovery of purchasing power in the business sector, leading to more demand for used vehicles, especially trucks.

カシコン銀行リサーチセンターの予想では、パンデミックによる需要増で今年は中古車価格が年率5.5%から7.5%値上りし、来年はビジネスセクターの購買力向上で、特に中古トラックの需要が増えて、さらに中古車価格が値上りすると見ている。

Bangkok Post

実際、ロックダウン中は感染リスクが嫌だったので、私も出かける時はBTSは使わずに自分の車で移動していましたが、フジスーパーに行ったり近くのロータスやトップスに行くのにも車を使っていました。

また、8月のロックダウン中はほとんどの店が閉まってとにかく暇だったので、このブログでも「サムットサーコーンに赤い橋を見に行く」や「サムットプラガーンの水郷地帯を行く」、「ディプレッシングなロックダウン、ならば田園地帯を訪ねてリラックス!」でドライブ紀行を書いたりしました。

そして今、世界中がインフレ傾向になる中、コロナが完全になくなることも当面考えられないので、アメリカと同様、この中古車価格上昇の流れはまだ続くように思います。

ちなみに、タイの場合、新車は購入し中古となった途端、2割も価格が落ちるので、新車を買うのは損だとよくいわれます。しかし、ほとんどの中古車販売業者は車の走行距離をいじっているそうです。また、事故車も多いという不安もあり、日本人にとっては悩ましいところです。

しかし、銀行に差し押さえられた高年式の車が今も次々と市場に出回ってくる中、ディーラーの6カ月点検記録があれば、事故や走行距離はまず心配ないし、それで1年落ち程度の高年式車を新車価格から3割から4割も安く買えるのであれば、これこそ絶好のタイミングではないかとも思うのです。

Mazda2 S Leather

参考までに私の車はMazda2 のS Leatherというグレードで、2020年の4月に新車登録され、新車価格は648,000バーツだったのですが、ちょうど2日前に3回目の6カ月点検を受けてきたところです。

そして、今の同年型中古車市場価格を調べると、大体400,000バーツから430,000バーツというところなので、35%から40%安になっているのがわかります。1年落ちでまだまだ新しく、新車など買うよりローンが払えず前オーナーが泣く泣く手放すことになった中古車を買う方が、お得感があるのがわかると思います。

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