開国前夜というのに、政府の規制にしらけムードの観光業界!

アルコール解禁なければ店は閉めたまま

タイ政府は11月からの隔離検疫なし外国人観光客受け入れ開始で、やっとこれからタイ観光産業の復興が始まると大きな期待をしています。

しかし、ここ数日の各報道を読んでいると、実態はどうも観光関連業界は今回の措置にはしらけているようで、少なくとも実際に観光客が大挙してやって来るのを見るまでは、店やビジネスを再開しないという消極的な意見が多いようです。

すなわち、アルコール禁止、ナイトライフ禁止、高いコロナ保険への加入義務、酷評のCOE等、外国人観光客は来るなといわんばかりの矛盾する条件をタイ政府が付けているため、こんなのではどうせ観光客は来ないと、業界全体のムードが悲観的になっているからです。

しかし、多くの観光客が来るまで店を開けないというのでは、観光客の方もどうせレストランやナイトライフが閉まっているのならつまらないので他のところに行こうと考えるので、これでは悪循環です。

各方面からの声

1.アルコール飲料協会:シンガポールやベトナムの開国には、アルコール禁止などという条件は付いてない。タイもアルコール解禁しなければ大きな改善は見込めない。

2. カオサンビジネス協会:ホテルやレストランでのアルコール提供と旅行保険加入義務を少なくとも他の国と同水準まで下げるべき。実際、カオサンのレストランは収入の8割が観光客から来るので、アルコールが解禁されなければ、ほとんどの店は閉まったままで営業再開しない。

3. タイホテル協会:欧米人の西洋食文化では食事と一緒にワインやビールを飲むのが普通。これができなければ観光客は増えない。

4. パタヤのティファニーズ・ショー:オカマショーで有名なティファニーズですが、ここもアルコールやナイトライフが解禁されない限り、主たる客層の外国人観光客が増えるとは思っておらず、劇場は再開しない。

5. 航空業界:来年3月までタイの観光客増については期待薄。現在、外国エアラインのドンムアン空港への就航はゼロ、スワナプーム空港も70%の就航権を返却済。(注:タイ航空だけはプラユット首相の11月1日の開国に備えよという命令で、10月31日からなんと36航路を再開予定。また大赤字かも)

6. その他:パタヤ観光業界:46ヶ国にインドとロシアが入ってないが、パタヤにとってこの2カ国からの観光客は必須である。

こんな調子で、最初にプラユット首相がテレビ会見で11月1日に隔離検疫なしで観光客を受入れると発表した時に比べ、次第にややこしい制約が付いているのがわかってくるにつれて、観光関連業界に悲観論が広がり始め、今はほとんどしらけムードというのが実態です。

確かに、私がもしこれから海外旅行をしようと考えた場合、今はまず隔離検疫がないところが最優先になります。しかし、お酒が飲めない、夜はパブもナイトクラブも閉まっているので退屈、他国よりも加入すべき保険金額が高い、おまけに手間のかかるタイランドパスでの事前許可が必要というなら、それならタイはやめておこうと考えると思います。

やはり、「11月1日、バンコクも食事での飲酒解禁?」で書いたように、ピパット大臣に今週のCCSAとの最後の会議で少なくともアルコール解禁の許可を勝ち取ってもらわなければ、今後しばらくは経済状況は改善しないように思います。

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