リタイアリー医療保険加入義務が40万Btから300万Btへ爆増!

マレーシアと同様に富裕層優先策への移行

Foreigners applying for non-immigrant (O-A) visas for stays in Thailand of up to one year are now required to have a health insurance policy with minimum coverage of three million baht for in-patient medical fees, instead of the previous 400,000 baht.

最長1年間タイに滞在できるNon-immigrant O-Aビザの申請には、これまでは最低保険金が40万バーツの医療保険への加入義務があったが、このほど、タイ保健省はこの最低金額を300万バーツに引き上げることを決定した。

Thai PBS World

タイ政府はこの理由として、最近、高額の医療費を払えない外国人高齢者が増加しており、十分な医療費を払えるように加入すべき医療保険の保険金額を300万バーツに増やすことに決めたそうです。

また、これはビザ更新の時にも適用されるので、今は40万バーツの保険でタイに住んでいる人でも、次回更新時には300万バーツの保険に入らなければならなくなります。

以前、「これからは、お金持ちと優秀な外国人を優遇するタイ政府」でも書きましたが、マレーシアと同様、タイ政府もリタイアメントビザの要件を今後富裕層に絞り込んでいくという政府方針の一環なのかもしれません。

欧米人リタイアリーの多くがタイを離れる?

これはPacific Crossという保険会社の保険に加入している知人の欧米人から聞いているのですが、40万バーツの医療保険でも年間保険料が4万バーツ以上しているそうです。それが今後は300万バーツとなるとさらに保険料が増えそうです。

そうなると、外国人リタイアリーは医療保険免除特権のあるエリートカードを買うか、もうタイを諦めて他の国に行くしかなくなるのかもしれません。

これを見越してかどうか知りませんが、エリートカードも今年から50万バーツから60万バーツに値上げされたのですが、リタイアリーにとって確かに5年間ビザフリーでいつでも入出国ができ、しかも年齢制限がなく医療保険にも入らなくてもよいという特権は大きいです。

なお、日本人リタイアリーで、我々はNon-immigarant O-AビザでなくNon-immigarant Oビザなので大丈夫と高をくくっている人もいるかもしれませんが、今、日本からOビザで戻る時にはO-Aビザと同じく、40万バーツの医療保険に1年間加入しなければタイに入国できなくなっています。従って、Oビザもいつまでも安全ではないかもしれません。

政府は新しいロングステイビザのルールを決定

くしくも、一昨日の閣議では裕福な外国人にもっと来てもらって投資をしてもらうことを目的に、新しいTPC(Thai Privilege Card)というロングステイビザ制度が承認されました。

実はこの中には、エリートカード保有者が含まれています。従って、今後もタイに居たければエリートカードの購入が一番手っ取り早いと思います。

あとはタイの国債や株、コンドミニアムに3,000万バーツ(約1億円)の投資をする人に対して就労許可及び家族全員にタイに住める許可が出るようです。

もっとも、我々のようなリタイアリーの場合、もう少し条件の緩い25万ドル(約2,800円)の投資で取れるWealthy Pensioners(裕福な年金生活者)のカテゴリーでビザを取る方法もありますが、この場合、医療保険加入が免除されるのかどうかはまだわかっていません。

コメント

  1. 2021年10月21日 6:49 PM
    貴重なコメントありがとうございます。
    私の書いた「なお、日本人リタイアリーで、我々はNon-immigarant O-AビザでなくNon-immigarant Oビザなので大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、今、日本からOビザで戻る時にはO-Aビザと同じく、40万バーツの医療保険に1年間加入しなければタイに入国できなくなっています。従って、Oビザもいつまでも安全ではないかもしれません」に対してコメントしていただいたのだと思いますが、大変参考になります。

  2. タイman より:

    ①新規ビザ取得のために必要な医療保険と②COE申請に必要なコロナ保険についてのコメントです。
    COE取得や新規Oビザ・新規OAビザ取得に関して、領事館ホームページの記載事項そのものに紛らわしい表現も散見されるので、コメントさせていただきます。
    現時点では、Oビザ所有者の場合も、タイ入国の時には、①タイでの滞在期間を証明するために、飛行機往復チケットの期間を充足するコロナ保険加入証明書が必要です。
    一方で、②新規で日本領事館で取得するOAビザ(一年間有効)並びに新規で日本領事館で取得するOビザ(3か月間有効。その後タイ国内にて延長申請必要あり)の場合のみ、<日本領事館>に対して一般医療保険(入院40万B、外来4万B保障)加入証明書を提出する必要がある。
    従って、Oビザ保有者がタイ入国する時のCOE申請時には、コロナ保険(Oビザ保有者も、飛行機往復チケットが求められ、そのタイ滞在期間に対応する保険期間があれば可。帰国の日程が不確定で、帰りの飛行機便を予約していないOビザ保有者は1年間のコロナ保険必要。)だけが必要で、一般医療保険(入院40万B・外来4万B保障)は不要です。
    ①COE申請とコロナ保険加入
    ②新規で日本国内の領事館において、新規O又は新規OAビザ申請するときの一般医療保険加入
    ①と②は、全く別の問題と領事館の人から聞いています。

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