やがてタイバーツのスイングバックが始まる?(その2)

さて、私も常日頃からタイバーツの動向に注意していたので、昨年12月16日にアメリカ財務省がタイを為替操作国としての要監視国リストに入れたこと受け、「アメリカの監視強化でバーツ高はさらに続く?」と題してこのブログでもすぐに取り上げました。

しかし、実はその時には書かなかったのですが、同日付でアメリカ財務省は、スイスとベトナムを明らかな為替操作国であると認定したのでした。

そして今回、グルンテープトゥーラギットがこの社説でいっているのは、タイ政府には十分な通貨準備金があり、それを使ってバーツを適正なレートで米ドルにペッグ(固定)するべきだというものです。

これだけではよくわからないので、この社説のポイントのところだけを以下に紹介します。

แนะนำว่าค่าเงินบาทที่เหมาะสมควรจะตรึงกับดอลลาร์สหรัฐมาอยู่ในระดับ 34 บาทต่อดอลลาร์ จะช่วยให้เศรษฐกิจไทยโตได้ถึง 6-7% เงินบาทแข็งค่าแบบนี้คนส่งออกลำบาก ควรจะต้องให้อ่อนค่าลงอีก 10% เพราะขณะนี้รัฐบาล โดยธนาคารแห่งประเทศไทย (ธปท.) มีเงินสำรองเงินตราระหว่างประเทศ 2 แสนห้าหมื่นล้านดอลลาร์ หรือ 7.5 ล้านล้านบาท มีความสามารถจะตรึงเงินบาทเข้ากับดอลลาร์ในอัตรา 34 บาทต่อดอลลาร์ได้

タイバーツの米ドルとの交換レートを、適正レートである1ドル=34バーツでペッグ(固定)するべきである。これにより、今後年率6-7%でタイ経済は成長できる。つまり、今のバーツ高では輸出業者にとって困難な状況が続くので1割バーツ安にするべきなのである。タイ政府には国際通貨準備金として2,500億ドル(7.5兆バーツ)もの資金がタイ中央銀行にあり、1ドル=34バーツで十分交換レートをペッグできるのである

ในการใช้นโยบายทางการเงินของประเทศเรา เราไม่ได้เป็นประเทศราชของไอเอ็มเอฟ หรือเวิลด์แบงก์ เราสามารถกำหนดค่าเงินบาทต่อดอลลาร์ที่รัฐบาลต้องการได้ 

我々は自国の財政政策に関してIMFや世界銀行のいうことを聞く必要はないのであり、タイバーツの米ドルとの交換レートを自分で決める主権がある

ตัวอย่างประเทศเวียดนามที่เศรษฐกิจเขาฟื้นตัวได้เพราะรัฐบาลไปกำหนดอัตราแลกเปลี่ยนให้ค่าเงินดอง (VND) ต่อดอลลาร์ถูก เพื่อให้สามารถส่งออกได้ เพราะเป็นอำนาจอธิปไตยของเขา และทุกประเทศชมเชยว่ารัฐบาลเวียดนามเก่ง และรักชาติสมควรไปลงทุนที่นั่นโดยถอนการลงทุนจากไทยและจีน

例えばベトナムを見ればいい。ベトナム政府は輸出を援助するためにベトナム通貨ドンの対米ドルレートを下げた。適正な為替レートの維持は国家の主権であり、この政策によりベトナム経済は復活し、世界中から称賛されている。また、世界の企業は投資対象としてベトナムを評価し、タイや中国から撤退してベトナムに進出しつつある。

要はアメリカに為替操作国というレッテルを貼られても、ベトナムは自国経済の回復を優先させた結果、世界から投資が集まるようになったのだから、タイ政府もタイバーツを適正レートで固定するべきである。そうすればまた海外からの投資や輸出も増えるし、経済回復も可能だというものです。

この辺については、つい先月、アメリカがベトナムを為替操作国と判断した以上、ベトナムにはそのうち何らかの経済制裁があるのではないかとも思うのですが、この社説のいうことが正しいのかどうかはわかりません。

ただ、すべては市場が決めるからそれに任すべきというのは簡単ですが、タイバーツのようなバスケット通貨にもなってないマイナーな通貨は、ジョージソロスのような為替レイダーによってもてあそばれてしまうリスクもあり、政府による一定の操作も必要だろうと思うのです。

私としても、どう見ても今のタイバーツは高すぎると思っているので、遅かれ早かれいずれは市場の中でスイングバックが起こり、1ドル=34バーツの適正値に戻るのではないかと思っているのですが、タイ政府の政策やアメリカの経済制裁、米中対立等、為替変動には要因がたくさんあるのでいつ頃そうなるのかについてはさっぱりわかりません。

ただ、最近はこの写真にあるように、日本円やタイバーツよりも米ドルが避難通貨として投資家に買われる傾向にあるようで、そろそろ反転スイングバックが起こってもいいようにも思うのですが…。

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