接近中の台風ライオンロックとコンパスに挑む海軍の秘密兵器!

2つの台風がタイにくる可能性は低かったはずなのに…

Tropical storms Lionrock and Kompasu are expected to hit Thailand between Monday and Wednesday, which may affect the Northeast and Central regions, according to the National Water Command Centre.

台風ライオンロックとコンパスが来週の月曜から水曜日にタイを直撃すると予想されており、東北地方と中部地方が影響を受ける可能性がある。(タイ国水管理センター)

Bangkok Post

最初、政府はTwo storms unlikely to hit Thailand(2つの台風がタイを直撃する可能性は低い)といっていたのですが、昨日のバンコクポストによれば、月曜にはタイを襲うとかで、いつの間にか話が変わってきました。

前回「バンコク大洪水、今日から来週の火曜が最初の山場!」で、ランシット大学教授の「リスクマネジメントとして最悪のシナリオに備えておかなければならない。もし、今月あと2回、台風が襲ってきたら、チャオプラヤダムの放水量は現在の2,800c.m./秒からさらに3,000c.m.から4,500c.m./秒に増えると予想される。もしそうなると、4,000c.m./秒であった2011年の大洪水と同レベルになる」というコメントを紹介しました。

ということは、可能性が低いはずだった最悪のシナリオである2つの台風がやってくることになるのかもしれません。もっとも、来週、大量の雨が東北や中部地方で降ったとしても、それがバンコクまで達するには数日かかるので、それから対策を考えればいいことではありますが…。

バンコク都は秘密兵器を配備?

それにしても興味深いのが、タイ海軍が保有するこの水流推進ボート(water propelling boat)です。バンコク都の命令で海軍が合計12基のこのボートを配備したという報道がありました。

こんなのは見たことがなかったのですが、スクリューの推進力でチャオプラヤー川の水流を本流から強制的に運河に流すそうです。

川の流れが滞留し洪水をもたらす原因となっているのが、バンコク中心部を大きく湾曲して逆行する18キロの部分であり、このボートを使って水流を600メートルの運河に迂回させるというものです。

なんか楽しくなるような装置ですが、どれだけ効果があるのかはわかりません。実際、この機械は2005年に配備されたということですが、結局、2011年の大洪水は防げなかったわけです。

もっとも、この水流推進ボートでもいくばくかの水は間違いなく運河に流れたので、少しは効果があったのだろうとは思いますが…。

ちなみに、これを見て、昔、ロンドンに住んでいた頃に見に行った、ロンドンをテムズ川の洪水から守るために設置された壮大なテムズバリアを思い出したのですが、なんか随分スケールが違うなと思った次第です。

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