中国不動産バブル崩壊、中国人投売りでタイ不動産も大底に(その1)

大手デベロッパー恒大集団の破綻

日本ではあまり注目されていませんが、中国屈指の大手デベロッパー、恒大集団がほぼ倒産確実ともいえる状況になっています。

2日前の13日、恒大集団の金融子会社が発行した金融商品の利払いができずに取り立て騒ぎになっていますが、恒大集団本体が破綻すれば負債総額が10兆円以上ともいわれる大型倒産になります。しかも、実はここだけでなく、南通三建集団や河南建業集団といった他の中国大手デベロッパーも軒並み販売不振で破綻寸前に陥っています。

その結果、恒大集団だけでも現在300以上のプロジェクトで建設が止まってしまっているということですが、他社をも入れると1,000近い中国国内の建設プロジェクトがストップしている可能性もあります。

実際、中国では需要をはるかに超えるコンドミニアムがこれまでに建設され、その供給過剰はタイの比ではなかったほどですが、これまでは中国人の不動産信仰によってなんとか支えられてきました。

しかし、不動産価格高騰を嫌った中国政府の総量規制により、デベロッパーの資金繰りが次第に厳しくなった結果、「日本の株式市場とタイ不動産市場について思うこと(その2)」でも書きましたが、今の中国不動産市場ではほとんど取引が成立しない中、価格だけが急降下を続けるという不動産バブル崩壊特有の暴落が始まっています。

中国人投資家にまだ期待するデベロッパー

จากดีมานด์ที่อั้น (Pent-up demand) ของต่างชาติที่ต้องการซื้ออสังหาฯในไทยยังมีอยู่มาก โดยเฉพาะกลุ่มลูกค้าชาวจีน ซึ่งเป็นลูกค้าหลักของเรา

今まで積もり積もってきた外国人のタイコンドミニアムに対する需要は大きい。特にサンシリにとってもっとも大きな顧客層である中国人投資家の需要は大きい。

プラチャーチャート・トゥーラギット

これはタイの大手デベロッパーであるサンシリのCEOが昨日の記者会見でいったものですが、タイのワクチン接種率が上がり、コロナ危機も遠のきつつあるので、もうしばらくするとタイの不動産市場は外国人の買いで回復する、特に中国人の買い圧力は今も大きいというものです。

実際、サンシリだけでなくアナンダやオリジン等、大手デベロッパーの多くが同じようなことをいっていますが、2016年に中国人投資家が爆買いしていた頃の夢よもう一度と期待しているのだと思います。

しかし、今の悪化する一方の中国経済状況で、しかも不動産バブルが崩壊しつつある中、これから中国人投資家がタイでの不動産投資をまた始めるとは到底思えないし、多分、期待外れに終わるのではないかと思います。

デベロッパーの実質値下げがじわじわと進むのが市場の実態

これは、最近ナイトフランクがタイのデベロッパーは販売在庫の売値をじわじわと値下げしているというのをグラフ化したものです。これによると、昨年の第4四半期から目に見えて実質値下げを始めていて、いまもそれがじわじわと続いているのがわかります。

特にCBDの高額物件については、第1四半期に比べて第2四半期は9.8%も値下りしたということで、このグラフで見る以上に実際の値下りは大きいです。

こういう事情もあって、私は「底値買いの対象としてライフ・ワンワイヤレスはお勧め」と題して、このプロジェクトは悪くないので、オーナーオキュパイヤーとして自分が住むことを前提に、2ベッドルームを14万バーツ/㎡以下で買えるのであれば買ってもいいのではと書きました。

実際問題、デベロッパーのAPと三菱地所がそこまで値下げするかどうかはわかりませんが、このグラフからもじわじわと下がってきているのは確かです。

次回に続く

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