日本の株式市場とタイ不動産市場について思うこと(その1)

日本株に光が射し始めた?

ジャクソンホール会議を経て当面堅調な世界の金融市場」と題して、とりあえずアメリカFRBのテーパリング(通貨の量的緩和縮小)が先延ばしになったことで、しばらくは米国株も大丈夫だと思うものの、それに比べて日本株はどうも元気がないと書いたのが、8月30日です。

しかし、9月に入った途端、日本株は俄然元気が出てきて、これらのグラフで見てもわかるように米国株と逆の動きを見せています。理由はいろんなことをいう人がいますが、日本株の割安感に目を付けた外国人投資家の買いというのが大体のコンセンサスだろうと思います。

私の場合は、年初以来「やがてタイバーツのスイングバックが始まる?」などで何回かにわたって書いてきたように、タイバーツが強い間にできるだけ外貨資産に換えておいた方がよいという判断から、不動産を売却してきた資金を為替ヘッジのない日本株と米国株のミューチュアルファンドにそれぞれ150万バーツ、約5万ドル相当分ずつ投資していました。

運よく、現時点ではどちらもそれなりの含み益が出ているので、今のところは正解だったわけですが、一方でタイの不動産市場はまだまだ長いトンネルが続くと思っています。

従って、これからのテーパリングによるドル高期待もあり、ここで株を売って利確してもしばらくは米ドルでのキャッシュポジションを維持することになるので、それならともう少し様子を見ることにしました。

株式投資はキャピタルゲイン課税がないタイが有利

ちなみに、これから日本株が上がりそうな気配を見せる中、日本で投資すれば配当収入にせよ売却益にせよ結構な税金を取られるので、タイに住む非居住者はキャピタルゲイン課税のないタイで投資する方が得です。

また、不動産投資の場合、タイでコンドミニアム投資をすると、原則5年以内の売却なら特定ビジネスタックスがかかるし、物件が古くなるにつれてなぜか増加する移転税、別名インカムタックスと呼ばれる税があるので、それなりの税金がかかります。

しかも、タイの税制はまだ洗練されておらず、日本のように減価償却等を差し引いて損益計算をした上で、売却益があった場合にだけ課税されるのと違い、たとえ損切りした場合でもこれらの税金がかかることから、株に比べて税金面でのリスクが大きいのです。

もっとも、それにもかかわらず、つい数年前までタイ人だけでなく外国人の投資家がタイのコンドミニアム投資に群がっていたのは、タイにはゲンガムライという手法で無税で転売利確する方法があったからなのですが…。

実際、私もこれで結構儲けてきましたが、これについて詳しくは著書の「バンコク不動産投資(基礎編)」を読んでもらえばわかります。ただし、今はあまりに不動産市況が悪すぎて、不動産投資には全く人気がなくなってしまっていますが…。

次回に続く

コメント

  1. 私の場合、そのうちに大きな調整が入ったら買い増しもありだと思っていますが、今のところは株式投資はこれでもう十分という感じです。

  2. 西尾 より:

    タイ株はキャピタルゲイン課税が無いので魅力的ではありますが・・・過去10年間、横這い続きで、キャピタルゲインが取れる環境にありません。
    日本株は8月20日の2万7000円割れ、を底値に、急上昇しています。
    要因は・・・2月中旬の高値(3万700円)から半年間の下落を経て売り物が無くなってきたこと、ワクチン接種が進み、アフターコロナ時代が見えてきたこと、極め付きは、菅総理が退陣し、次の総選挙で負けそうだった自民党が、選挙の「顔」が変わったことで、負けることが無くなって、安堵した外国人投資家が先物買いを入れてきたこと・・・東証の売買代金シェアの70%は外国人投資家ですから、タイ株式市場同様、外国人投資家の動向で上下する構造です。
    コロナ禍ですが、日本企業の業績は好調です。
    日経225社のEPS(1株利益)は、現在、2170円です。
    PER14倍で、30,380円 PER15倍で、32,550円 
    NYダウのPER18倍なら、39,060円になります。
    S&P500のPER20倍なら、43,400円になります。
    ナスダック100インデックスのPER30倍なら、65,100円になります。
    確かに、数値だけ見たら、日本株の割安さが際立っていますが、果たしてどこまで上昇しますか?
    当面は、日経レバリッジ(ダブルブル)ETFと半導体株(フェローテック、レーザーテックなど)で攻めていく方針です。

  3. タイの銀行で可能かどうかわかりませんが、私はアソークのCITIバンクで米国株や日本株のミューチュアルファンドに投資しています。当然、タイバーツでなく、米ドルベースなので、為替益も同時に取れます。しかも、キャピタルゲインは非課税であり、日本で投資するより有利です。もしかすると、ゴールドメンバーにならないと買えないのかもしれませんが、その辺はCITIバンクに問い合わせてください。

  4. おしり より:

    タイの居住者が為替ヘッジなしのミューチュアルファンドをタイで購入できるのでしょうか?

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