ジャクソンホール会議を経て当面堅調な世界の金融市場

テーパリング猶予期間を得た金融市場

先週金曜日のジャクソンホール会議の結果に注目していた人は多いはずですが、ハト派といわれるパウエル議長はテーパリング(量的緩和の縮小)をひとまず先延ばしにするとアナウンスした結果、当日のダウは最高値を更新して終えました。

もっとも、今朝の東京株式市場はどうも元気がなく、このコラムを書いている前場の終値では日経225は80円程しか上昇していませんが…。

私の場合はバンコクでの不動産投資の方が、海外不動産投資の経験や知識、地の利もあって有利なので、去年まであまり海外での株式投資には興味がありませんでした。

しかし、2018年後半に始まったタイの不動産不況を契機に手持ちの投資不動産を全部「出口」処分して以降、もう2年以上も「休むも相場なり」で不動産投資はお休みしています。

ただ、コロナ禍でタイ経済がGDPでマイナス6.5%成長とボロボロになる中、現地通貨のタイバーツを大量に持っているのは危ないと思い、昨年から順次米ドルに交換して定期預金したり、外貨建てETFに投資したりしています。

従って、実は私も大した金額ではありませんが、SP500や日経225のインデックスでいくらか運用しているのですが、もともと畑違いの株式市場ではあまりリスクは取りたくない方なので、そろそろいったん売っておいた方がいいのかと悩んでいるところです。

テーパリングが始まるとタイ経済にも影響が

今回のパウエル議長のコメントでは、テーパリングは年内には始めるということなので、早ければ10月とか11月には金融緩和が縮小し始めそうです。

前回のバーナンキ議長によるテーパリング時には、まず長期金利が上昇を始め、それに伴って株価の下落が起こりました。もっとも、今回は十分な助走期間を取ってからテーパリングを始めるので市場が織り込めるのではないかという話もありますが…。

ところで、これはタイバーツのような新興国通貨にも影響が出るはずです。外国人が現地通貨を売って金利の高いドルへの回帰、つまり資本の流出が起こります。タイ政府がアストラゼネカの獲得に成功した23日以降、このところドル安バーツ高に転じていますが、これも遅かれ早かれテーパリングによって再びドル高バーツ安が始まると思っています。

一方、これに対抗するにはタイ政府も金利を上げるしかありませんが、今のボロボロの経済状態では無理です。それに、当面はバンコクの不動産投資のチャンスもなさそうなので、以前、このブログでも書いたように、私はタイバーツ資産はできるだけ持たない方がいいと考えています。

インターネット時代は世界の情報が必要

私もそうですが、インターネットがこれだけ世界を身近にした結果、タイに居てもアメリカや東京の金融市場で資金運用をしている人は多いはずで、まさにデジタルノマドとしてネットで情報を取って投資判断をする時代です。

そのためにはまず英語の情報が一番ですが、私がよく参考として見ているのが元ニューヨークのインベストメントバンカーであった高橋ダンさんのYoutubeです。頻繁に情報をアップしてくれているので時間がある時にちょくちょく見ていますが、株や債券だけでなく、金や為替、不動産についても幅広く解釈をしてくれ、タイに居ながらもウォールストリートの見方や情報が入ってくるので重宝しています。

といって、彼のいう通り投資しているわけではありませんが、あの動画を見ていれば金融、証券、不動産の世界の動きがタイムリーにわかってお勧めです。

また、彼の場合、バイリンガルなので日本語版と英語版の両方で動画をアップしてくれます。特に英語版の方は母国語ということもあって、金融マンらしい機関銃のような早口で的確に説明してくれるのですが、私も投資銀行だったのであの速い金融英語が懐かしく、タイに来て以来、なかなか使う機会がなくなった英語耳の訓練にも役立っています。

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