ありがとう、バイデン大統領! アヌティン、お前じゃねえ!

やっと届いたmRNA

タイ人の嫌がる中国ワクチンばかり購入し、アストラゼネカの調達計画にも失敗したりと、とにかく何度も不手際が続いた結果、アヌティン保健相は国民の多くから信用されなくなり、辞任要求まで出ています。

実際には、プラユット首相がヘッドになっているCDCに権限が奪われてしまい、自分ではほとんど何もできなかったというのもあると思います。しかし、タイ保健省の大臣としてワクチン接種の責任者であるにもかかわらず、首相のいいなりになってきた無責任な大臣として、国民からは罵倒されています。

そんな中、「タイのワクチン狂騒曲」で書いたように、さんざんすったもんだがあった末に、やっと今回、アメリカ政府から無償供与されたファイザーの医療スタッフへの接種が始まりました。

これはナコンサワンでのアヌティン大臣による贈呈式典での話です。当初、現地の医療関係者側は以下のような、「アヌティン大臣による授与式」という看板を製作したのですが、その後、我々がここでアヌティン大臣に感謝するのはおかしいし、政治的に支持していることにもなるという意見が出て、最終的には使うのを止めたというのです。

タイで賞賛されるバイデン大統領

そこで、多くの医療関係者がアヌティン大臣でなく、バイデン大統領への賞賛に変えたカードやピクチャーを作成しオンラインで流した結果、これが一挙に拡散していったのだそうです。

それだけタイ人医療スタッフの多くが中国ワクチンを信用しておらず、ファイザーによるブースター接種を望んでいたのと、VVIPや高官軍人に横流しするのではないかという現政権に対する根強い不信感があることがわかります。

ところで、これを見ていると、安倍前首相の尽力で日本が台湾に速攻でアストラゼネカを無償贈与したことに対し、台湾政界では”世界でも重量級の政治家”と評価が高まったのと似ていますが、バイデン大統領も、国民が現政権にうんざりしているところに250万接種ものファイザー無償供与、しかも中国と違って一切政治的なひもが付いてない純粋な支援ということで賞賛され、思わぬところでポイントゲットできたわけです。

実際、タイ経済の中心にいるのはタイジーンと呼ばれる中国系タイ人なのですが、彼らは歴史を経て既に完全にタイ人として同化していることもあり、中共の中国人とはあまりそりが合わず信用していません。

従って、本当は今こそタイを中国から引き離し、もう一度民主主義陣営に取り込むいいチャンスなのかもしれません。

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