お酒好きにはたまらないイサーン(東北地方)料理(その1)

私はどちらかというと、あまり食べ物にこだわる方ではありません。若いころは人より速く腹いっぱい食べて、5分程度ではいごちそうさん、という方でした。もっとも、さすがに今はビュッフェ形式の食べ放題などというのはとても無理ですが… 。

これは、今では京都を代表する大企業である日本電産の会長、永守さんが昔書いていたことですが、早飯食いの男は胃腸が丈夫で体力があるそうで、会社がまだ小さかった頃は、新卒採用の面接試験の時に、学生に昼食の弁当を支給して速く食べ終えた者から採用していたそうです。

永守さんらしい随分斬新な発想です。もっとも、私は特別胃腸が丈夫ということはなく、ただの早飯食いだっただけなのですが…。しかし、食事に対してもいろんな意見や見方があるということだと思います。

いちいち食べるものにああだこうだと講釈をたれて、人生には限られた数しか食事の回数はないのだから毎度の食事を大切にするんだという人がいます。確かにそんな考え方もできますが、少なくとも私はそういうのはどうでもいいと考える方です。

急ぐときや他に何かしたいことがあれば、食事はハンバーガーや牛丼でさっさと済ませるし、面倒なときは平気で飛ばします。だからダイエットも簡単にできるのですが、ポンポコたぬき腹をしてグルメぶって能書きばかりいっている人よりよほどいいと思います。

そもそも、食事というのは空腹なら大抵のものはおいしいし、そうでなければ、どんな旨い料理を持ってこられても大しておいくないと考える方です。

だから、このブログでもこれまでどこのレストランがおいしいとか、どんな料理がうまいとかグルメ情報的なことは一度も書いたことがないし、タイの有名なレストランなどに行くと何となく落ち着きません。

ところで、タイ料理とロシア料理は世界でも冠たるB級グルメ料理らしいのですが、実際、タイ料理はぶっかけ飯とか盛り付けが無造作で、少なくとも見た目ではあまり食欲をそそられないという意味では、やはりB級グルメ料理なのかもと思います。だからといってタイ料理をバカにしているわけではなく、うまい料理はたくさんあり、むしろ私は日本料理よりも好きです。

ただ、私の場合、それよりもまずお酒が大好きです。夜の飲み会でタイレストランに行っても、お酒に合わないタイ料理はあまり食べません。トムヤムグンとかプーパッポンカレーなどは有名なタイ料理ですが、私は個人的に自分のお酒には合わないと思っているのでほとんど食べません。

その代わり、家にはビールやウイスキーといった定番だけでなく、ジン、ウォッカ、バーボン、日本酒、芋と蕎麦焼酎、ダークとホワイトのラム酒、紹興酒、そして梅酒といろんなお酒が置いてあります。そして、気が向くとタイのライムをたくさん買ってきて、チャンドラーの「長いお別れ」で有名になったギムレットを自己流で作ってみたりします。

また、ロンドンに居た頃はイングリッシュ・シングルモルトウイスキークラブという会のメンバーにもなっていて、いろんなスコットランドのディスティラリーから、樽から出したまま一切薄めてない原酒を、毎月2本ずつ送ってきてもらうのを心待ちにしていました。

結局、何のことはない、要はグルメの人が料理の能書きをたれるのと同じで、私もここでお酒の能書きをたれているわけですが…。

従って、同じタイ料理でもお酒に合う合わないというのは、私にとっては重要です。そこでいつも私が思っているのが、タイ料理の中でも特にイサーン(東北地方)料理というのはお酒に合うものが多いということです。

ちなみに、私はアソークに出かけていく用がある時は、いつもターミナル21の5階フードコート入口わきにある店でラープムーとナムトックコームーヤーンをアウグラバーンといって持ち帰りで買います。2つで100バーツもせず、庶民的でお酒とよく合うイサーン料理です。

これらはタイビールの中では一番シブと苦みのあるチャーンビールと特に合うので、大体いつもこれを買って帰った日の夕方は、自宅でチャーンビールを飲みながらほろ酔い気分になっています。

イサーン料理の居酒屋

さて、先週からやっとレストランでのアルコールが解禁になり、以前「年明け早々、迫りくるフルロックダウン」で紹介したイサーン料理兼居酒屋も営業再開したころだと思います。従って、オーナーであるナンさんからそろそろまた飲みに来てくれとのメッセージが入りそうです。

そういう時はいつものように、地元のタイ人客たちが来る前に早目に行き、美人オーナーのママさんと差し迎えで一杯やるのですが、今から楽しみです。

次回に続く

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