ワクチン接種をしない人たちに対する医者の怒り

デルタ株で再びICUに感染者が溢れ始めたアメリカ

I’m An ICU Doctor And I Cannot Believe The Things Unvaccinated Patients Are Telling Me

私はICU(集中治療室)の医者であるが、ワクチンを打ってない患者がいう屁理屈が私には信じられない

Huffpost

これはUCLAの医療リサーチャーであり、ICU(集中治療室)の医者でもあるネビル医師によるコラムです。

今回の感染力が非常に強いデルタ株により、タイでもロックダウンがほとんど効果を発揮せず、感染者が急増していますが、ワクチン先進国のアメリカにあってもワクチンのデルタ株に対する感染予防効果は弱く、感染者が急増しています。

しかし、以前との違いは、今回は重症化しICUに運ばれてくる患者のほとんどがワクチンを接種してない患者という現実です。そして、医療従事者が毎日必死で過酷な環境下でコロナと戦っているのに、重症化と死亡リスクを9割以上軽減するワクチンを敢えて打たない人たちに対して怒りを覚える、という現場の医者のコラムです。

まだまだワクチン接種率が低く、ワクチンを打ちたくても打てない人が多くいる今のタイとは状況が違いますが、タイや日本でもいつかは同じ問題に直面すると思ったのでそのコラムの概略を紹介することにします。

UCLAのICUネビル医師のコラム記事

(デルタ株によって)前回のような感染者急増の悲劇的場面が再び起こり、現在、ICUがワクチン接種を受けないことを選択した患者で一杯であることに、私は腹を立てています。

私は彼らのワクチン接種をしないという判断や、(ロックダウンやマスク着用などの)感染対策として課せられた規制への抵抗を理解できません。

ICUに入ってきた患者が「予防接種を受けなかった」といったとき、私は顔を平手打ちされたかのような気持ちになります。そのような個人は、たとえ自分自身をアンチバクサー(ワクチン反対論者)とまで考えていなくても、特にワクチンを打とうとはしなかったという怠慢も問題なのです。

これは自分や自分の家族を保護しようとせず、その結果、感染して重症化し貴重なICUのベッドを埋め、そして周りの医療従事者や免疫不全の人達をも危険にさらすのです。

ワクチンを打てばすべての人に免疫ができるわけではなく、中にはワクチンを打ったのに抗体を生み出せない免疫不全の人々もいます。この人達は社会でワクチンが広がり、集団免疫が起こるのを必死に待つしかないのです。そして、これらの患者は涙を流しながら、ワクチンを接種せず自分自身や周囲の脆弱な人々を危険にさらすことを平気で選択している人々がいるなんて、アンフェアだと私に訴えかけます。

このパンデミックが始まったとき、私たちは皆一緒にこの戦いに参加し、コロナウイルスという共通の敵と戦っていると思っていました。しかし、今、私は、おそらく、私たちは同じ側にいたのではなく、戦争はずっと私たちの間で起こっていたのだと痛感しています。

私たちはこれまで多くの戦いに勝ちましたが、ワクチン未接種のアメリカ人たちは、アメリカがCOVIDとの戦争に負けることを選択しているのです。

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私はワクチン肯定派であり、既にワクチンを打っています。そして、既にワクチンが十分行きわたっているのに、それでも敢えてワクチンを打たない人に対して、フランスやイギリス政府が行おうとしている、非接種者に対して各種行動制限を課すという判断は正しいと思っています。

一方で、これは差別だと反対する人たちが各地でデモを行っているのも知っています。しかし、私はこの医師がいうように、それは個人の独善であり、もしも自分が感染して重症になったとして、医療崩壊が起こる中、ワクチン接種を拒んだからという理由で後回しにされてICUに入れなかったとしたら、これは差別だとまた不平をいうのでしょうか。これは自業自得というのです。

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