プラユット首相と安倍首相

「私は辞めないし、議会解散もしない」

Thailand’s Prime Minister, Prayut Chan-o-cha, says he will not answer the reoccurring call for him to resign, neither will he dissolve the House as Thailand’s Covid situation continues to worsen.
The PM also cautioned politicians against exploiting the crisis, and/or inciting hatred which he says will only make the situation worse.

プラユット首相は度重なる辞任要求に対して、パンデミックの状況がさらに悪化しつつある中にあって、自分は辞めないし、議会解散も行わないと明言した。また、他の政治家たちに対し、状況をさらに悪化させるだけなので国民の危機感をつのらせたり、反政府行動を扇動するようなことはやめろと警告した

Thaiger

先日のビデオクリップでプラユット首相は、このように再び辞任要求に対して公式に回答したわけです。ということは、先日「つけが回ってきたモリソン首相とプラユット首相」と題して紹介したように、ワクチンの遅れに対して、彼は全責任を取る(He takes full responsibility)といっていますが、その意味は、辞めないでこれから状況を立て直すという意味になります。

確かに、今の感染者急増中の緊急時に政権交代などやっていては、ますます状況が悪くなるだけなので、それも現実的ではありません。

ただし、ワクチン政策の失敗により既に多くの重症患者や死者が出ているわけで、この第3波の危機が一段落すれば、2023年6月の任期満了を待たず解散総選挙を行って民意を問うというのであれば、連日のように首相辞任を求めてデモを行っている国民も納得するように思うのですが…。

タマサート大学、タウィダー政治学助教授談

ครั้งเดียวที่อาจารย์ทวิดา “มีความหวัง” คือวันที่ พล.อ. ประยุทธ์นั่งเอียงข้างแถลงเมื่อ 17 มิ.ย. 2563 ระบุตอนหนึ่งว่าพร้อมรับฟังเสียงคัดค้านหรือเสียงวิพากษ์วิจารณ์ที่เกิดขึ้นจากการทำงาน และจะให้มีระบบติดตามและประเมินผลงานภาครัฐ โดยเปิดโอกาสให้ทุกคนมีส่วนร่วมมากขึ้น

(タマサート大学の政治学助教授である)タウィダー氏は一度だけプラユット首相に希望を抱いたことがある。それは、彼が新首相となった2020年6月17日の就任演説の中で、国民の政治に対する批判や反対意見を真摯に聞く用意ができている。そして、国民の誰もが政治に参加できる機会を与え、政府の施政に対する監視と評価ができるシステムを作ると約束した時である。

BBCニュース・タイ

しかし、その後の結果についてはタウィダー助教授を失望させるものばかりで、結局、今まで何も変わってないし、パンデミック以後は非常事態宣言を使って独裁者のようにすべての権力を自分に集中してしていると批判しています。

ちなみに、この写真中央で首相の指示を直立不動で聴いているのが保健省のアヌティン大臣で、右端で拝んでいるのが交通大臣ですが、確かに首相が仏様のようでちょっと違和感がありますね。

安倍前首相との比較

そこでタウィダー助教授は、シンガポール、ニュージーランド、台湾のリーダたちとプラユット首相を比較し、世界のリーダー達とは全く違うと批判しています。

ところで、それは置いといてここで私が思ったのは、安倍前首相もパンデミックに関してはマスク3枚事件とかお粗末なこともやりましたが、日本国民の誰も独裁政治などとはいってなかったし、アベノミクスで積極的に経済刺激策も打ってきました。

安倍前首相の3本の矢による経済対策が本当に実を結んだかどうかは別としても、失われた20年を経て初めて株価が上がり始め、1ドルが70円台という超円高も修正されたわけです。

一方、プラユット政権では2014年以降、これといった経済刺激策も打てなかったし、ズルズルとタイバーツ高を許した結果、多くの日系企業が他のASEAN諸国に移転していきました。

そして、8年が経って安倍首相は自ら退陣したのに対し、プラユット首相はというと、同じ8年目なのに随分違うなあと思います。

日本では一部でやはり安倍でなければダメだと、安倍首相再登板待望論も出るほどまだまだ人気があるし、台湾の副首相は安倍前首相を世界でも重量級の発言力がある政治家と褒めちぎっているわけです。

しかし、果たしてプラユット首相に退陣後、国民から再登板待望論が出てくるかというと、多分それはないだろうと思うのです。

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