アナンダ/三井不動産の大失態か、中央裁判所がアシュトン・アソークの建築許可取消し!

日本人オーナーも多い高級物件が違法建築物に

突然、不動産業界に大変なニュースが飛び込んできました。このコラムを書いている今朝の時点では英字紙にはまだ出ていませんが、昨夜のグルンテープ・トゥーラギット、プラチャーチャート・トゥーラギット、ターンセータギット等の現地オンライン経済ニュースでは、大きく取り扱っています。

一般の人で不動産のことには詳しくなくとも、アソーク駅前でターミナル21の横にそびえ立つ黒い超高層コンドミニアムといえば、バンコクに住む人なら大抵の人が、ああ、あれかと思いあたるはずです。先日も、ロックダウンが始まってアソーク交差点周辺が閑散としている写真を載せましたが、そこにも写っています。

このプロジェクト名はアシュトンアソークといい、三井不動産がタイのデベロッパーとJVで開発したのですが、竣工引渡しから既に3年も経った今頃になって、バンコクの中央行政裁判所がその建築許可をリボーク(取り消し)する判決を出したというのです。

2018年に裁判沙汰となったいわくつきのプロジェクト

このプロジェクトは現地の大手デベロッパーであるアナンダと三井不動産が共同開発した、総戸数が780を超える大型プロジェクトです。

プレビルドで売り出されたのが2014年後半だったので、当時のことは私も覚えていますが、抜群のロケーションとちょうどインラック政権がプラユット陸軍大将のクーデターによって倒され、政局がやっと落ち着いたことで、シンガポールや香港の外国人投資家がバンコクでの不動産投資を一挙に再開したタイミングと重なったことから、瞬く間に完売し、デベロッパーは安値で叩き買いした土地が大化けし、大儲けできたという有名プロジェクトです。

実際、一番小さい30㎡の1ベッドルームでも当時700万バーツ以上の価格がついていたと思うので、当時から2,500万円という高額物件だったわけです。コロナによる不動産不況でバンコクのコンドミニアム価格が低迷しているとはいうものの、このプロジェクトは人気が高かっただけに、まだ何とか7年前のこの価格は維持できているのではないかと思います。

もっとも、今回、建築許可が取り消されたことで違法建築物になってしまったことになり、この状態では買い叩かれるかもしれません。まさか、取り壊し命令が出るようなことはないとは思いますが…。

私も有望な投資対象として勧めていたプロジェクト

ちなみに、日本でも2016年頃はタイ不動産投資が大人気で、偶然、私も最初の著書「バンコク不動産投資・基礎編」を上梓したところだったこともあり、当時は年に20回以上、日本各地でバンコクの不動産投資に関する講演会を開いたりしていました。

そして、その中で注目すべきプロジェクトとして、このアシュトンアソークを推薦していたのですが、私の知る限り、私のセミナーに参加された投資家の中で5、6人の方が46㎡の2ベッドルームを中心に転売に出ていた購入予約権を購入され、金額にして総額2億円以上になっていたと思います。

その後、このプロジェクトは2018年にめでたく竣工し、さあいよいよ引渡しとなったところまではよかったのですが、そこで地元の人達からこの建物は違法建築であると提訴され、突然裁判所からストップがかかり引渡しができなくなったわけです。

私も自分がセミナーでお勧めプロジェクトとして紹介していた手前、他人ごととほっとくわけにもいかず、そもそもの問題の発端から調べて細かくレポートしていったのですが、そのブログ記事は今でも残っています。

従って、この問題の原点を理解するには、「アシュトンアソーク引渡しできず」という題で7回にわたって書いたブログ「http://courthills10.livedoor.blog/archives/cat_372732.html」を読んで下さい。

問題が多いアナンダというデベロッパー

ところで、アナンダというデベロッパーは、最近いろいろと問題が多く、私もこのブログで何回か直接名前は出さないまでも、A社はできれば避けた方がいいと書いていますが、この業界のことをある程度知っている人なら察しが付いたはずです。

実はこのA社がこのアナンダなのですが、以前のブログではその施工ミスについて「品確法のないタイ、隠れた瑕疵はこんなに怖い」と題して以下でも事例を書いているので、興味があれば読んでみてください。

http://courthills10.livedoor.blog/archives/32675328.html
http://courthills10.livedoor.blog/archives/32660098.html
http://courthills10.livedoor.blog/archives/32691881.html

また、著書で紹介したパヤタイの漏水物件だけでなく、三井不動産がまたもかかわったラーマ9の物件もタイ人の間でかなりの問題を起こしたことがあるので、これも参考になります。

http://courthills10.livedoor.blog/archives/28861707.html
http://courthills10.livedoor.blog/archives/28919593.html
http://courthills10.livedoor.blog/archives/28929382.html

アナンダ/三井不動産は最高裁へ控訴

อนันดา ชี้แจง กรณีศาลปกครองกลาง พิพากษา สั่งเพิกถอนใบอนุญาตก่อสร้าง คอนโดฯหรู แอชตัน อโศก เตรียมใช้สิทธิอุทธรณ์ศาลปกครองสูงสุด ดูแลลูกค้า และเจ้าของร่วม ขณะผู้บริหารโครงการ ย้ำ ดำเนินการทุกอย่างถูกต้อง ยังไม่มีผลกระทบต่อการอยู่อาศัย

アナンダは、今回中央行政裁判所が出したアシュトンアソークの建築許可取り消しの判決に対し、顧客と共同所有者を守るために、最高行政裁判所に控訴する準備を進めていることを明らかにした。一方、プロジェクトマネージャーであるアナンダは、すべての手続きは正しく履行されているので、居住者には今のところこの判決の影響はなく、これまで通り住み続けることができると強調した。

グルンテープトゥーラギット

現時点ではこのぐらいしかわかっていませんが、そのうち詳細な情報が出てくると思うのでまたレポートします。

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