日本でますますエスカレートするFIREに興味津々!

FIREブームはさらに続く

以前、「日本のFIREブーム、でも本当にこれでいいの?」で3回にわたって、自分自身の経験から思ったことを書かせてもらいました。

今の30代、40代の人達から見れば、「生きてきた時代が違うのだから大きなお世話」と思うかもしれませんが、それはごもっともです。実際、私も一部で見かける年金の自慢話ばかりする逃げ切り組の団塊の世代に対しては、同じように苦々しく思っているわけですから…。

しかし、前回書いたときから3か月が経ち、不景気でFIREブームが沈静化するどころか、次々とFIREを冠した本も出てさらにヒートアップしています。

長引くコロナ禍による景気低迷や職場環境の悪化でストレスがたまる中、一方でここ数年で爆上げした株式投資や不動産投資で3,000万円から5,000万円ほどの資産ができた人も多くいます。その結果、まだ30代の若さで早速FIREを考えている人も続出しているようで、大きな社会トレンドになっています。

昔に比べて日本人は海外留学も激減し、日本に居るのが一番居心地がよいと考える人が多くなっているとはよくいわれますが、そこでFIREが始まったアメリカやカナダの、ストレスフルなサラリーマン生活をアーリーリタイアし、好きな仕事をしながら楽しく生きていくという考え方や価値観がフィットしたのだろうと思います。

これに対し、中国や韓国の若者は自分の未来のためにアメリカやオーストラリアなどに率先して留学しようとしていて、あわよくばそのまま永住を狙っているのとは随分違います。世界でも特にこの2つの国民は、母国を捨ててでも海外に住みたいと思っている人が多いそうなので、それに比べれば、やはり日本は住みやすい国なのだと思います。

ブームがエスカレートするにつれて下がるFIRE基準

ちなみに、必要生活費の25倍の純資産を貯めて、それを年率4%で運用していけば、FIRE可能というのがその理論なのですが、それはわかるにしても、やはり1億円ぐらいはないと危険ではないかと前回書いたのですが、ブームのエスカレートとともにFIREを目指す人の年齢や資金計画も次第に下がってきているようです。

例えば、上のような記事も見つけたのですが、結局2,000万円ではやはりFIREは難しいという結論になったようです。しかし、私が32歳のときにはこんなリスキーなことは考えてもみなかったことであり、世の中は変わったなと思わせられます。

もしかすると、コロナでWork from Homeが広がった結果、自宅で仕事をし、会議などもズームを使ってオンライン会議にしてみたら、通勤地獄もないこの生活の思わぬ居心地の良さに気付いたのかもしれません。

そういう意味では、フリーランサー的に自宅で仕事をして、しかも正社員として雇用されて給料やボーナスも同額もらえるというのが、実は彼らの理想のFIREなのかもしれません。

アッパーマス層でもFIREに踏み切る30代

前回このブログでFIREを紹介した時は、せめて富裕層に入るぐらいの金融資産を貯めてからにした方がいいと書いたのですが、そんなことをいうと、実際には大半の人がアーリーリタイアなど不可能になってしまい、再現性がなくなってしまいます。

従って、今のブーム下では、30代、40代の人達がこのアッパーマス層からFIREを実行することになると思いますが、苦労しそうではあるものの、やり方によっては成功するかもしれません。そして、我々とはジェネレーションが違うこの人達が、今後どう日本式のFIREを切り開いていくのか、非常に興味のあるところです。

もっとも、このまま失敗続出でそのうちブームも沈静化してしまうかもしれませんが、できれば将来の日本の新しい働く形態としてFIREが社会的に認められるようになっていけばいいと考えています。

ちなみに、タイなどは大学を出ても最初から自分で好きな仕事がしたいという人も多く、大企業で就職したい人ばかりではありません。また、これはイギリスでもそうだったのですが、チャンスさえあれば独立しようとする人が多いのです。

それに比べれば、私なんかの世代は終身雇用制はとうに崩れていたものの、独立というよりも転職転職でジョブホッパー型サラリーマンとして世の中を渡ってきた世代です。従って、日本もそろそろFIREのような働く文化の多様性が出てくればいいと思います。

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