土地購入OKなら、タイ不動産投資に大チャンスがくる!

疲弊するタイ経済と外国人への期待

昨日のバンコクポストによれば、タイ経済の復興手段としてかねてから議論がされていた、外国人富裕層やプロフェッショナルを国内に呼び込む策として10年ビザの発行と土地購入を許可することについて、いよいよ内閣での審議にかけることが決まったとのことです。

CESA(The Centre for Economic Situation Administration)approved in principle on June 4 a scheme to offer long-stay visas to four groups of foreigners — rich global citizens, wealthy retirees, rich professionals working in Thailand, and highly skilled professionals.
These groups will be entitled to a visa of up to 10 years and have the ability to own land and property.

タイ経済復興のために4つグループの外国人に長期ビザを出すという案について、CESA(経済状況管理センター)が6月4日に基本承認した。その4つのグループとは、裕福な国際市民、裕福なリタイアリー、タイで働く裕福なスペシャリスト、そしてスキルの高いプロフェッショナルである。これら4グループに対しては、最長10年間のビザと土地や不動産の購入が許可される予定。

バンコクポスト

ところで、先日「リタイアメントビザの更新」で書いたように、毎年の更新が面倒くさいものの、50歳以上の人は誰でも簡単にビザが取れるし、私も今までこれでバンコクに住んでいます。

しかし、誰でもといっても、貯金の80万バーツ(約280万円)もないような人はちょっと論外であり、タイ政府にとってはお金を使ってくれない高齢者に来てもらってもうれしくないので、今後は条件がもっと厳しくなってくるかもしれません。

一方、今の流れとしては、富裕層か優秀なプロフェッショナルなどのタイ経済にプラスになる人に来て欲しいということから、今回の案が出てきているわけです。

いずれにせよ、50歳以上の人にとっては、現行のリタイアメントビザがあるので10年ビザにはあまり興味はないと思いますが、土地が買えるというのは不動産投資にとって大きなチャンスです。

下がり続ける不動産市場

一昨日のターンセータギットによると、政府系の不動産情報センター、REICが今年上半期の新築住宅市場の動向をまとめたところ、年初から一貫して値下りが続いているそうです。

これは当然のことであり、コロナの第2波と第3波が続きこれだけタイ経済がボロボロになった結果、9割のタイ人が収入減となっている今、長期ローンを組んで住宅を買おうなどという勇気ある消費者はそうはいないし、外国人投資家も入ってこられないのでは値上りするはずがありません。

そして、ここで注目すべきは、コンドミニアムだけでなく、本来タイ人しか買えなかった戸建てやタウンホームまでも値下りが始まっているということです。

このブログでも何回か書いてきましたが、今まで外国人はコンドミニアムしか買えなかったことから、バンコクのコンドミニアムだけが高騰してしまいました。最近はコロナ不況でかなり下がったとはいえ、それでもまだ天井圏に近いところに張り付いています。

一方、土地付住宅はローカルマーケットでしかなかったのでもともと割安感があるのですが、それも値下りが始まっているのです。

しかし、これが外国人でも土地への投資がOKということになれば、アパートや一戸建て、タウンホーム、もしくはタムレ・サカヤパープと呼ばれる将来の発展が確実な有望エリアで更地を買って、中長期で保有というのもありだと思います。

これはいわゆるランドバンキングという投資手法に近いのですが、バンコクの場合、あちこちでマストランジットシステムの新線が計画されているし、外国人が集まってくるとか経済的により重要度が増すエリアというのは、土地勘さえあれば簡単にわかります。

つまり、いくら値下りしたとはいえ、まだ割高感のあるコンドミニアム市場でこれから投資するのに比べれば、土地や土地付不動産への投資はリスクがかなり低いのではないかと思うのです。

4つのグループとは?

さて、今回の4つのグループについてですが、そもそもここに入れることが前提条件なので、以下にまとめておきます。

“Rich global citizens” has no age restrictions but this group is required to invest at least US$500,000 (16.35 million baht) in government bonds, property or foreign direct investment. They must also have at least $80,000 in income over the last two years and $1 million in assets.


”裕福な世界市民”には年齢制限はないが、50万ドル以上をタイ国債、不動産、海外からの直接投資に使わなければならない。しかも、過去2年間、8万ドル以上の年収があり、100万ドル以上の資産を持っていること。

Meanwhile, wealthy retirees are required to be 50 or over and have an annual income of $40,000 and invest $250,000 in government bonds or real estate.

”裕福なリタイアリー”は50歳以上で年間収入が4万ドル以上あり、25万ドル以上をタイ国債か不動産に投資すること。

For professionals interested in working from Thailand, which includes individuals who work remotely or employees of large companies that are close to retirement, they must have $40,000 per year in income with an educational background of a master’s degree or higher or rights in intellectual property and have five years experience in research.

”タイで働くプロフェッショナル”はデジタルノマドとしてリモートワークで働く個人や大企業で働く定年が近い人が対象で、年間収入が4万ドル以上あること、そして、修士課程以上の学歴がある、もしくは特許権等の知的財産を持っていたり、5年以上の研究開発の経験がある人。

Experts in digital services are required to work for SET-listed companies or work for at least three years in private companies which have an income of more than $50 million a year. High-skilled professionals with no age limits are required to work in target industries or academic experts in universities or state agencies.

ITのスペシャリストで、上場企業もしくは5,000万ドル以上の売上がある民間企業で3年以上働いている人。また、タイの大学や政府で一定の専門分野のエキスパートとして働く場合は、スキルさえ高ければ年齢制限はない。

バンコクポスト

こんなところですが、我々にとって一番門が広いのは2番の”裕福なリタイアリー”のグループです。50歳以上で400万円程の年間収入があり、2,500万円強の投資をすれば、10年間のビザがもらえるわけです。

例えば、タイランドエリートカードというのがありますが、10年カードが100万バーツです。この期間、ビザなしでタイに住めるのですが、そのために350万円も払うことになります。これに比べれば、2,500万円ちょっとの余剰資金がある人であれば”富裕層リタイアリー投資ビザ”を取って不動産投資する方がよほど面白いと思います。

まず最初に、25万ドルでタイの国債に投資して最初にこのビザを取り、じっくりと現地でこれはと思う不動産を物色するという計画であれば、多分、今年と来年の不動産市場はベストな買いのタイミングです。

さらに、これまでブログで書いてきたように、ちょうど今はタイバーツが叩き売られつつあります。今年に入って全アセアン通貨で一番売られているバーツですが、今日もまたドル高バーツ安が進んでいて、この流れはまだ続くと思います。その点でも、タイバーツ資産への投資は為替リスクもあまりなくなってきています。

ちなみに、不動産投資が怖いのであれば、10年間ずっとタイの国債に投資しておいてもいいので、その場合は利息ももらえるしリスクは極めて低くなります。

もっとも、閣議でこの案が通ればの話であり、プラユット首相がまた反対するかもしれませんが…。

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