バイク事故が多いタイ、車に乗ってリスク軽減を(その1)

バンコク都心部での自動車運転はドライブを楽しむというものとは程遠く、いつも本当に神経を使います。

日頃、スクムビット通りを運転していると、左右後方から隣を走る車との狭い隙間にすごいスピードで割り込んできて走り去るオートバイが多く、下手に進路変更などしようものなら接触事故を起こしてしまいます。

日本であれば、オートバイは普通、道路の一番左端側の車線を走ることが多いのですが、バンコクの場合、何しろ数が多すぎて、空いている隙間があればどこからでも入ってきます。

実は1か月ほど前も、私が赤信号で停車していたところ、後方車との間に割り込んできて横切ろうとしたオートバイが私のクルマの後部バンパーにぶつかってきたのです。

私はすぐ車を降りて、そのバイク運転手が逃げられないように捕まえて運転免許証を取り上げ、自宅の近くだったこともあり、歩いてすぐのところのオンヌット警察署まで連れて行こうとしたのですが、修理代は払うから警察は勘弁してくれというのです。調べてみると、案の定、強制保険にも入ってないイスラム人のライダーでした。

そこで30分ほど待つうちに、電話しておいた私の保険会社の調査員がやって来て、そのイスラム人と交渉を始め、その場で1万バーツを払えといい出したのです。

その時、私は何が起こっているのかわからず聞いていたのですが、その交渉中、イスラム人が5,000バーツにまけてくれとせこいことをいい出したので、保険会社の調査員がそれなら警察に行こうといった途端、そのイスラム人はすぐに諦めてATMに行って1万バーツをおろしてきたのです。もしかすると、彼は違法滞留者だったのかもしれません。

結局、その保険会社の調査員は1万バーツを受取るとそのイスラム人を無罪放免で行かせたですが、その後で警察に行かなくてもいいのかと尋ねると、向こうが100%悪いのはわかったので、1万バーツで合意したとのことでした。

ただし、全額保険会社の負担でバンパーの交換をするし、この事故で運転者には責任がないことを記録しておくので、来年の保険料が値上りすることもないという説明でした。

その後、私はバンパーを新品に交換してもらい、それにかかった費用の3万バーツも保険会社が払ってくれました。もっとも、こんなのまず日本ではありえない対応で、普通は警察を呼んで事故証明を書いてもらってから保険金の請求をするのですが…。

しかし、後で聞いたのですが、タイのオートバイに乗っている連中には免許証さえも持ってないのが多く、こんなのをいちいち警察に連れて行っても保険会社としては、結局向こうは保険に入ってないので何も取れないことから、このように保険会社の判断でその場で金銭交渉で解決することもあるのだそうです。

次回に続く

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