大規模接種初日の朝、ワクチン不足でドタキャン事態発生

昨日の6月7日がタイ国内全域でのワクチン大規模接種開始日でした。上はその接種会場の1つとなったランシットのタマサート大学体育館ですが、残念ながら十分なワクチンが接種会場に配給されず、当日の朝になって予約をしていた多くの人に電話連絡があり、ドタキャンされたそうです。

笑ってしまうような政府の段取りの悪さですが、これでは政府に対して国民の不満がたまるのも無理はありません。このブログでも「いよいよ大規模接種開始なのに、アストラゼネカがない?」で2回にわたり、タイ地方医師会がフェイスブックにアップした、タイ政府がひた隠すワクチン不足の実態について紹介しましたが、どうやら彼らのいう通りなのかもしれません。

また、昨日のオンラインニュース、VOAの記事によれば、これまでにサイアムバイオサイエンスから納品されたアストラゼネカのワクチンは180万接種分だけであるが、6月末までには全部で600万接種分が納品される契約になっているということです。

しかし、まだ6月上旬とはいえ、初日からこんな状況では、本当にそれだけのワクチンが今月中に手に入るのかどうかについても疑問視されています。

そこで政府は今頃になって、急遽ファイザーのワクチンを2,000万回、ジョンソンアンドジョンソンを500万回、計2,500万接種分を購入すると発表したのですが、これから契約なので、これも納品されるのはだいぶん先になるだろうと思います。

ところで、シノバックは高齢者に対する治験データがないことが理由ではないかと、私は思うのですが、タイ政府としては原則60歳以上の人にはアストラゼネカを接種する方針です。

しかし、これが不足するとなればシノバックしかないということになりますが、果たしてどれだけ多くの人がシノバックで納得するか疑問であり、それにそのシノバックでさえもストックがあまりないようです。

ちなみに、シノバックとシノファームの2つの中国ワクチンはWHOが認可したものの、数日前のForbesのニュースだと、バーレーンなどではこれら中国ワクチンを既に国民の5割以上に2回接種したにもかかわらず、感染者が激増し、死者の数も10万人当たりで見るとインドをはるかに超えているそうで、ほとんど効果などないという問題に直面しています。

そこで急遽、ファイザーのワクチンを使ってブースターショットと呼ばれる追加接種を始めていますが、そういう意味では、そもそも中国寄りのWHOの認可など最初から信用できないのかもしれません。

しかし、ここで朗報ですが、タイガーのニュースビデオを見ていたら、有料にはなりますが、モデルナのワクチンがいよいよ輸入されるようです。そして、価格についても今日の会議で決まるそうですが、2回分の接種で4,000バーツ以下と予想されていて、このくらいの価格で中国ワクチンの恐怖から逃れられるのであれば、安いものだと思います。ただし、接種が始まるのは10月頃になりそうです。

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