バンコクの不動産投資、年末あたりから物色のチャンスか?

家賃の値下りと物件価格の値下りで不動産市場はボロボロ、底なしの様相だったことから、私はこの市場にほとんど興味をなくしてしまい、もう1年以上「休むも相場なり」でしばらくは買うのも売るのも止めて様子見をしているのが得策と書いてきました。

しかし、まだ確信はないのですが、このところの世界の動きを見ていて、これから年末にかけてバンコクの不動産市場もそろそろ底値買いの物色タイミングが近づきつつあるのかもしれないと思うようになりました。

例えば、イギリスは今年1月にはコロナによる1日の死者が1800人以上出ていたのが、ワクチンの普及でとうとう6月1日には死者ゼロになったと発表しており、アメリカでもカリフォルニア州ではマスクなしで普通の生活に戻ってきていて、わずか半年でこれだけ様変わりするとは、やはりワクチンの威力は凄いと印象付けられました。

従って、「いよいよ大規模接種開始なのに、アストラゼネカがない?」で書いたように、タイではいまだにすったもんだやってはいるものの、やっとワクチン接種が始まりつつあることもあり、多分、来年には次第にコロナ禍の鎮静化が始まるのではないかと思うようになりました。

とはいえ、先日「タイ政府予測:2026年までタイの観光産業は回復しそうもない」で書いたように、ここまでダメージを受けた観光産業はあと4、5年ぐらい苦難の時代が続く可能性が高く、リゾート地の景気回復はまだまだ先なのかもしれませんが…。

それに対し、バンコクの不動産市場は、外国人観光客よりも、むしろ外国人の駐在員や現地雇用者、そしてロングステイヤーによる中長期賃貸需要の方が大きく、ワクチン接種さえ進めば、それほど悲観的になる必要はないように思うのです。

しかも、このところのバーツ安で年初には1ドルが30バーツを切っていたのが、今は31バーツ台と大分落ち着いてきたこともあり、タイの輸出産業が順調に回復しています。

もともと、輸出産業はコロナの影響が小さいといわれていたので、ロックダウンがなくなり、従業員が工場で働けるようになれば生産が再開されます。実際、私の知人がシーラチャに工場がある日系企業の支社長をしているのですが、昨年末あたりから工場労働者を集めるのに苦労しているといっていましたが、今のタイのGDPを牽引しているのは工業製品と農産物の輸出の伸びです。

従って、タイは金融が中心のニューヨークやロンドンと違い、外国企業も製造業が多いことから、日本人を含め、今後外国人駐在員や現地雇用者の数は戻ってくるように思います。そうなると、彼らは観光客と違ってホテルには住まないので、サービスアパートやコンドミニアムに住むことになります。

ただし、同じバンコクでも市場全体が回復するというよりも、むしろ、まだら模様になるのではないかと思います。特に中国人が買い漁ったラーマ9以北のラチャダーピセーク通り沿いはしばらく難しいと思いますが、スクンビットライン沿線の方がやはり先に回復すると思います。

また、日本人駐在員については、数年前からのトレンドとして家族同伴が減り単身赴任が増えてきていることから、トンローやプロンポンよりも、どうせ一人で住むのであればと生活に便利で物価も安いという実利を優先する人がシティフリンジやミッドタウンフリンジを選ぶようになってきています。

さらに、家賃が都心に比べて割安であることから、日本人に限らず欧米人の外国人現地雇用者需要も増えつつあるので、このあたりの賃貸マーケットは今後も拡大していきます。

さて、ここに調査会社のプラスプロパティから数日前に出てきた市場予測あるのですが、これからの不動産市場の回復を睨んでコンドミニアムに賃貸目的で投資するのであれば、プカノーンからオンヌットが狙い目ということであり、これは、私がこれまで著書やこのブログで何度も書いてきたように、これからの投資先はシティフリンジからミッドタウン、すなわちプラカノーンからウドムスクという考えと共通するところがあり、今回はこれについて書いてみることにします。

次回に続く

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