ワクチン外交の勝利、犯罪者から英雄になった中国!(その2)

近隣5か国がコロナで受けた経済的ダメージ

ところで、この中国近隣5か国がコロナで2020年に受けた経済的ダメージについてですが、タイはGDPがマイナス6.1%と最悪で、続いてカンボジアがマイナス3.1%、ラオスがマイナス2.5%となりました。ただし、ミャンマーは1.8%、ベトナムは2.3%と何とかプラス成長を遂げることができたので、比較的影響は小さかったことになります。

ちなみに、タイは昨年の厳格なロックダウンで感染拡大を見事に食い止めたものの、経済が受けたダメージも5カ国中最大となったわけで、タイ政府もこれに懲りて、現在の第3波に対してはロックダウンに非常に慎重になっています。

しかし、何しろGDPの2割を外国人からの観光収入に依存していて、しかも不動産市場なども多分に外国人の投資に依存していることから、タイの場合、そもそも他の4か国に比べて外国人が戻ってこなければ経済回復も難しい体質であり、まだ長い経済不況が続きそうです。

ピンチをチャンスに変えた中国

ทว่า สำหรับ 5 ประเทศแผ่นดินใหญ่ในเอเชียตะวันออกเฉียงใต้ (ไทย-เมียนมา-ลาว-กัมพูชา-เวียดนาม) แล้ว พวกเขามีปฏิกริยาต่อจีนในเชิงให้กำลังใจ และ พร้อมจะร่วมมือกับจีนในการแก้วิกฤตนี้ แทนที่จะเรียกร้องให้จีนรับผิดชอบต่อการเป็นต้นตอของปัญหา

東南アジアの半島国家である5か国(タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム)は中国(のソフトパワー)に対し好意的に反応し、中国がこの問題の元凶であるとして責任を追及するのではなく、中国と協力しながらこの危機を乗り越えようとしている。

the Southeast Asian Institute of Education

しかし、タイは中国発のパンデミックでこれほど大きな経済的ダメージを受け、今も観光地などでは失業者が溢れているもかかわらず、なぜかタイ人の嫌中意識というのはあまり感じられません。それどころか、上のシンガポールの研究機関によれば、中国のソフトパワーが奏功し、信頼関係を構築することに成功しているというのです。

ただし、これにはBBCタイは異論を唱えていて、実際には国によって温度差があり、中国は必ずしもこの5か国すべてから信頼されているというものでもないということです。これには私も同感であり、タイ人は日本人ほど嫌中意識は持ってないものの、どちらかというと中庸を行っているという印象を受けます。

従って、アメリカが調査を再開したコロナウイルスの起源について、もし武漢ウイルス研究所が発生元だったと判明した場合など、タイ人も態度が反中に変わる可能性は十分あると思います。

3つのグループに分かれる近隣5か国

さて、BBCタイによれば、この5か国の中国に対するスタンスは大きく次の3つに分かれているということです。

親中路線:カンボジア、ラオス

世界各国がコロナに関して中国を非難する中、両国の指導者は中国側に立ち、中国の主張を全面的にサポート。(この2カ国にとっては、ワクチンを供給してくれる中国はまさに英雄なのかもしれません)

中立路線:タイ、ミャンマー

สำหรับไทยนั้น ผู้นำไทยแสดงออกว่า ความสัมพันธ์ทวิภาคีจะยิ่งเข้มแข็งมากขึ้นหลังวิกฤตโควิดจบลงแล้ว ซึ่งไทยซื้อและรับบริจาค วัคซีนซิโนแวคจากจีนรวมแล้ว 6 ล้านโดส (ณ 20 พ.ค. 2564)
อย่างไรก็ตาม ประชาชนไทยจำนวนหนึ่ง แสดงความไม่ไว้ใจประสิทธิผลของวัคซีนจีนอย่างเปิดเผยตามสื่อสังคมออนไลน์ มีการส่งต่อผลข้างเคียงหลังการฉีดวัคซีนไปตามสื่อต่าง ๆ จนกระทั่งยอดการจองฉีดวัคซีนในเดือนพฤษภาคมไม่มากอย่างที่รัฐบาลตั้งความหวังไว้

タイのリーダー(プラユット首相)は、中国から既にシノバックを購入と寄贈で計600万接種分も受取っている(5月20日時点)ことから、今回のコロナ禍が終われば、両国間の信頼関係はさらに強まるだろうと伝えている。
しかし、一般国民の多くはソーシャルメディア等で中国のワクチンに対する不信感を訴えていて、接種後の副作用に対する不安からシノバックワクチン接種にも消極的で、政府の計画通りにワクチン接種が進んでいない。

BBCニュース・タイ

また、ミャンマー政府も同じで、中国のワクチン外交に対して、将来中国の政治的、経済的な影響が強まるのを警戒している。

距離を置くベトナム

ベトナムは中国と南シナ海の領有権を巡って対立していることや、ベトナム国民の嫌中意識もあり、中国の援助には最も警戒心を持っている。従って、ベトナムのリーダーは口では中国のコロナ制圧を賞賛するものの、今もシノバックは受け取っていない。

BBCは結論として、中国のワクチン外交は近隣5か国に対してカンボジアとラオス以外は必ずしも成功しているわけではないと締めくくっていますが、確かにタイは、政府主導のワクチン接種がなかなか進まないところなどを見ると、親中的な政府と不信感を持つタイの国民感情には開きがあります。

昨日FDAが認可したシノファームのワクチン

折しも、昨日、タイ政府は同じ中国のシノファームのワクチンを認可しました。また中国かという気もしますが、このワクチンはWHOも認可していると政府も大いに期待しているようです。EUやアメリカ、日本はそれでも認可していませんが、果たしてタイ国民が同じ中国製であってもシノファームなら安心と接種し始めるかどうか見てみたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました