タイ政府予測:2026年までタイの観光産業は回復しそうもない

タイ政府観光庁は是が非でもプーケットでのサンドボックス計画を7月1日から実施し、今後、パタヤやグラビなど5か所でも外国人旅行者を呼び込む足がかりにするつもりということを以前書きました。

また、それに基づき、政府はプーケットの住民に優先的にワクチン接種を行い、6月末までに接種率を70%まで引き上げようとしています。

しかし、これはオンラインニュースのタイガー及びバンコクポストに載っていた記事ですが、別のタイ政府機関が発表したところによれば、タイの観光産業はあと5年は回復しない可能性があるので、観光産業で働く人は早目に見切りをつけて別の仕事についた方がいいという悲観的なものです。

2 years ago, prior to the pandemic, tourism comprised around 21% of Thailand’s GDP, taking in 1.8 trillion baht in revenue. However, the National Economic and Social Development Council predicts Thailand won’t see similar numbers for 5 more years… a jump of 3 years from what experts predicted it would take the tourist sector to recover. In between now and 2026, it is expected that 7 million workers will continue to be affected.

コロナ禍が始まる2年前には、タイの観光収入はGDPの21%、金額にして1兆8千億バーツ(約6兆円)もあった。しかし、国家経済社会開発評議会が発表した予測では、このレベルまでタイの観光産業が回復するにはあと5年間はかかるというもので、これまで他の専門家たちが予測していた2年後の回復より3年も大幅に遅れる予想となった。従って、今から2026年までの間、観光産業で働く7百万人の雇用が影響を受けることになる。

タイガー

私もタイの不動産市場が深刻な低迷期に入ったので、2019年以降、投資スタンスは「休むも相場なり」として様子見を決め込んできました。

しかし、これまでの世界の動きを見ていると、これだけ世界の景気が疲弊して個人の収入も減っている中、ワクチン接種でコロナが収まったからといって、すぐに堰を切ったかのように世界から、特に中国からの観光客や投資家がタイに戻ってくるとは思えなくなり、「「休むも相場なり」はさらに長期間続くのでは?」を書きました。

そして、このことは不動産業界だけでなく、観光産業全体も同じなのではないかとも思うのです。実際、これまでの政府の施策である特別観光ビザは、「結局、外国人観光客は来なかった (特別観光ビザ)」で書いたように観光客などほとんど来なくて失敗したし、韓国大使館の勧めで始めたピント外れのゴルフ場隔離検疫も人気が出なかったしと、結局のところ、タイ政府が何をやったところで、世界中が問題を抱えていることから、今回のコロナの後遺症は長く続くだろうと思います。

それもあって、今回の観光産業が回復するには2026年までかかるかもしれないというこの予想にも頷けます。いずれにせよ、7月に入ってサンドボックス計画でワクチン接種を済ませた外国人観光客がプーケットにどれだけ入ってくるかを見れば、将来隔離検疫さえなくなれば外国人観光客が呼び戻せそうなのかどうかがわかるはずです。

そしてもし、特別観光ビザの時のように期待外れになるとすれば、長い後遺症により、観光産業だけでなく、ゴーゴーやカラオケのような観光客相手の夜のサービス、そして外国人投資家相手のコンドミニアム市場等、多くの外国人に依存する産業で長い低迷期間が続くことになるのだろうと思います。

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