インドの二重変異ウイルスでタイも修羅場と化す?

つい先日、「インドでも進化した凶暴な変異株が発生!」で書いたインドの変異株ですが、想像以上に感染が速く、とうとう昨日には1日で33万人以上が感染するという驚異的な感染力を示して、インドの医療が瞬く間に崩壊してしまいました。

そして、死者も1日で2,000人以上とこれまでのコロナウイルスとは別格の危険なウイルスのようで、インドの医療現場では今、以下のようなとんでもない修羅場が続いています。

“SOS — less than an hour’s oxygen supplies at Max Smart Hospital,” one of the biggest private hospital chains in Delhi said on Twitter.”Over 700 patients admitted, need immediate assistance.”

デリー最大級の私立病院チェーンであるマックススマート病院が、ツイッターでこう助けを求めた。
“SOS…こちらマックススマート病院、もう酸素吸入装置が1時間も持たない”。“700人以上もの患者を受け入れていて至急応援を頼む”

二重変異ウイルス2

そして、このB.1.617と呼ばれる二重変異ウイルスは、昨日、日本でも感染が確認されたということです。従って、現在問題となっている感染力が強いといわれる英国株どころではないさらに凶暴なウイルスの感染拡大が日本でもこれから始まり、自粛に飽きたなどと道路に座り込んで酒を飲んでいられる場合ではなくなるかもしれません。

また、日本政府も他の国と同様、事態を重く見て直ちにインドとの便を欠航させ入国者をシャットアウトした方がよさそうです。

Other countries have begun closing their border to Indian travellers as well. Canada has cancelled all flights from India and Pakistan, while the United Arab Emirates imposed travel restrictions for travellers from India as of yesterday. 


他国もインド人旅行者の入国をシャットダウンし始めた。カナダはインドとパキスタンからの全便を欠航させ、ユナイテドアラブエミレーツもインドからの旅行者を昨日から断り始めた。

ミャンマー国境

一方、昨年、アゴラで「タイで感染爆発!多くはミャンマー人労働者 、ワクチン接種の優先権は?」と題して書いた記事や、このブログの「なぜ、ミャンマー人は隣国タイを目指すのか?」でも書いたように、インドと国境を接するミャンマーでは既に医療崩壊を起こしていることもあり、クーデターによる軍部の圧力からだけでなく、今後このインド変異株の感染から逃げてくるミャンマー人が自然道を通って続々とタイに入ってくるのはほぼ確実で、とても国境で食い止めるのは無理だろうと思います。

タイでも昨日、とうとう2,000人を超える感染者が出たということで、タイのベッド数もそろそろ病人で飽和状態が近づいているということです。ここで現在の英国変異株だけでなくさらに凶暴なインド変異株も加わるとすれば、タイも簡単に医療崩壊を起こし、インドのように酸素吸入器も不足するという修羅場になるかもしれません。

それに、現在あるワクチンがこの新型二重変異ウイルスに有効なのかどうかもまだわかっておらず、もし効果がなければ、タイは再び全国的なロックダウンに入る以外にできる対策がなくなります。

いずれにせよ、ワクチン接種も間に合わなだろうし、何とかこのインド型二重変異ウイルスが、メディア等でいわれているほどには恐ろしいものでないことを祈るのみです。

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