英国型変異株、感染したらアビガン以外打つ手なし(その2)

そこで今回は、この感染者に投与する薬について書いてみますが、このシリラート病院の教授はさらに以下のようにコメントしています。

“ขณะนี้มีการแย่งยากันแล้วกลาย ๆ ยาพวกนี้ เช่น ฟาวิพิราเวียร์ต้องให้ (ผู้ป่วย) อย่างรวดเร็ว ถ้ารอจนอาการหนักให้ยาก็ไม่ได้ประโยชน์ ดังนั้นต้องรีบให้ยาผู้ป่วยที่อาการทรุดลงทันที ดังนั้นการใช้ยาจะเพิ่มมากขึ้น” นพ.ประสิทธิ์กล่าว

「現在、アビガンのようなコロナ薬に対する争奪戦が急速に広がりつつある。感染した患者がこの薬の投与を待っているうちに重篤な状態になってしまえば、もう手遅れで薬は効かない。従って、感染者の症状が重くなる前に至急この薬を投与しなければならず、今後、この種の薬の使用はもっと増える」
タイPBSワールドのニュースによれば、タイの病院では現在このアビガンを、まだ酸素呼吸器が必要になるほど重篤な状態になっていない患者に対して投与しているそうです。

しかし、このアビガンも第3波が始まった当初は日本から購入したストックが40万錠ほどあったものの、今は1日に2万錠ものペースで使っている状況とのことです。

それで、今後ストックが底を打ち、日本政府の輸出規制や各国との争奪戦で新たな入手も困難になった場合に備えてタイ政府に追加発注を要請したとのことで、今日、29日にこの急遽追加購入した50万錠がタイに到着するそうです。

先日、「感染予防はワクチンで、しかし感染したらタイハーブで!」で紹介したようにタイ国産のハーブ薬も症状が軽いうちなら効果があるということですが、やはりアビガンの方がもっと症状が重くなってもまだ有効なようです。

実際、タイの病院ではアビガンのストックにも限界があるからだと思うのですが、軽い症状のまま自然に治癒する感染者も多いことからまだわずかな症状しか出てない患者には投与せず、高熱などの明らかな症状が出て苦しむ感染者のみに投与していると書いてあります。

ところで、昨年コロナが発生した際に日本でも大いに注目を浴びたアビガンですが、その後は予防薬であるワクチンの方にばかり目が行っていて、実際に感染してしまった場合の薬については次第に忘れられていたようにも思います。

しかし、一旦感染してしまえばもうワクチンの出番はなく、一方でそれを治す特効薬もまだありません。敢えていえば、一定の効果があると認められているアビガンぐらいですが、これも重篤な症状になったらもう効果は期待できず、ICUで酸素呼吸器を使って患者に自力回復させるしかないということなのかもしれません。

ちなみに、このアビガンは既に特許が切れているのでどこでもまねして作れるそうで、実はタイも自国生産できるように開発中とのことです。

しかしそうはいっても話はそう簡単ではなく、タイ国産のアビガンが生産できるようになるのは早くても来年以降になるとのことで、現時点ではやはり日本から購入するしかないそうです。

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