シノバックを喜んで受取るタイ、捨ててしまえというフィリピン

これはタイのエクスパット向けオンラインニュース、タイガーに載っていた記事ですが、バンコクの中国大使館がフェイスブックでこんなメッセージを、上の写真とともに恩着せがましく載せたそうです。

“วัคซีนซิโนแวค 500,000 โดสที่รัฐบาลจีนบริจาคให้ประเทศไทยได้บรรจุเสร็จสิ้นเรียบร้อยแล้ว จะมาถึงประเทศไทยในเร็ว ๆ นี้ จีนไทยพี่น้องกัน ประเทศไทยสู้ ๆ”

シノバックワクチン、中国政府からタイへの無償援助、50万接種分の梱包が終わった。まもなくタイに届くので待っていてくれ。中国とタイは兄弟だ、がんばれタイ!

中国大使館FB

これに対し、心温まる美談と思ったのかこのタイ人記者が書いているのが以下ですが、こうやって中国のワクチン外交がじわじわと発展途上国に入り込んでいくのかと思いました。

จีนใจดี บริจาควัคซีนซิโนแวคให้ไทย 5 แสนโดส ถึงไทยเร็วๆ นี้

中国はジャイディ(心が暖かい)だ。シノバックワクチンを50万接種分も無償援助してくれ、これがもうすぐ到着する

タイガー

実際、タイ政府はここ数日、シノバックのワクチンを安全だと何度もいい、国民に早く接種を受けるように促しています。しかし、効果が50%しかなく、しかもQCが悪くカプセルに雑菌が入っていて接種を受けた人が副反応を起こしたという事件も起こっているのに、そんなにありがたいのかとも思ってしまいます。

もっとも、タイ政府としては既に何十万接種とタイ国民に行ってきた以上、今さらシノバックはダメだとはいえないので必死で擁護しているとしか思えませんが…。

一方、フィリピンのドゥテルテ大統領は、同様に中国が無償提供してきた中国製ワクチンに対して、「こんなものはいらない、捨ててしまえ」といったというニュースが、たしか日経アジアだったと思いますが出ていました。

これについては、ドゥテルテ大統領も南沙諸島に中国船を200隻も滞留させられて頭に来ていたものの、ワクチンのこともあり我慢を重ねていたところに、いよいよロシアのスプートニクVが届くということになり、これでワクチンの中国依存を下げられるとあって、怒りを爆発させたのだろうと思います。

それでも、こんなもの捨ててしまえ、というドゥテルテ大統領はさすがです。タイのプラユット首相もWHOも認可しなかったシノバックをありがたくいただくよりも、プーチン大統領と交渉して早くスプートニクVをもっと大量に売ってもらう交渉をした方がいいように思います。

ところで、以前「スプートニクVはロシアが久々に放ったホームラン?」と題して書いたように、このワクチンに対する世界の評価はアストラゼネカより安全で効果も高いということでますます人気が高まっています。

従って、我々日本人も、もしタイでワクチンを接種するのであれば、無料接種の場合、どのワクチンを接種されるのか選べないらしいので、私などは自費負担でもいいのでスプートニクVを接種したいと思っています。

参考Youtube: 「緩和ケアチャンネル

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