パープルライン売れ残りさて、前回、開通が目前に迫ったパープルライン(注:8月6日開通予定)沿線コンドミニアム市場の現状について書きました。

今年4月までの政府の住宅購入刺激策もあって、大手デベロッパーは新規プロジェクトの売り出しを中断し、販売在庫と完成在庫の処分に注力していたにもかかわらず、どうやらあまり効果がなかったということです。

 

パープルラインは日本人にはあまり関係のない新線であり、他人事のように思うかもしれませんが、実は日本人投資家が結構買っているグリーンライン延伸線の沿線各駅でも同じような状況になりつつあります。

 

この表を見てもらうと分かりますが、これはAREAが現在の販売在庫のユニット数を地域ごとに調べたものです。この中で、ノンタブリ県とバンスーはいずれもパープルライン沿線であり、合計13,000ユニット以上の在庫があります。

 

次に、第2位にきているのがサムットプラガン県であることに注目して下さい。ここはグリーンライン延伸線が走るエリアです。つまり、現在、7,592ユニットが販売在庫であり、これに起点となるバンコク都内のベーリングを加えると、多分総数は1万ユニット近くあるのではないかと思います。

 

実際、大手デベロッパーAP(アジアンプロパティ)のアニュアルレポートを読むと、彼らがパープルライン沿線でいくつか売り出したアスパイアーなどは、昨年末時点で半分かそれ以下しか売れていないものがほとんどで、相当な販売不振が分かります。

 

そして、同様に彼らがグリーンライン延伸新駅で昨年売り出した、アスパイアーエラワンのフェーズ1も販売率15%とかなりひどい状況です。

通常、プリセールで半分以上売れてしまう人気プロジェクトでないと、ゲンガムライは難しいというのが私の認識ですが、このプロジェクトは
1,576ユニットもある大型プロジェクトであり、今後フェーズ2が出てくることを考えると、将来的にエラワンエリアでの供給過剰リスクはかなり高いと思います。

 

また、来年は固定資産税導入が予定されていて、郊外の資金力のない地主が土地を手放すため、市況は更に悪化するとの予測も出ており、大手デベロッパーではサブアーバン市場から当面撤退し、今後はダウンタウンやミッドタウンフリンジのマーケットに注力するとアナウンスするところも出てきています。

 

こうやって調べていくと、2020年に開通すると予想されているグリーンラインも、結局はパープルラインの通ってきたのと同じ道を行くことになるような気がするのですが...。

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