バーツ安

今回のセミナーで、各種新聞や調査機関のコメントを載せて、今も外国人投資家がバンコクCBDのラグジュアリー・コンドミニアムを買い続けている最も大きな理由は、今の外国為替市場でのタイバーツ安によるところが大きいと話しました。

 

これにより、バンコクのコンドミニアム価格が現地通貨ベースで値上がりしても為替で相殺されてしまい、香港、シンガポール、台湾等、アジアの先進国から見れば、いまだにバンコクのCBDは割安に見えるわけです。

同様に、我々は円でバーツ資産に投資しようとするのですから、米ドルは直接的には関係ないことを認識すべきです。タイ経済が更に低迷すればバーツ安になりますが、一方でアベノミクスが成功すれば更なる円安につながるということであり、バーツ安と円安が同時に起これば円/バーツのレートは動きません。だから、米ドルが90円になったら買おうと円/ドルレートばかり見ていても仕方がないということも知っておくべきです。 

 

このグラフ(注:棒グラフが上に行くほどタイバーツが売られているということです)はセミナー直前の6月末のものであり、この後、選挙で自民党が圧勝したこと、イギリスに新首相が就任し、BREXIT危機もとりあえず落ち着いてきたことから、このところ5%以上も円安ドル高に振れています。

 

その結果、円/バーツ相場も2.9円強から3円強へと、今はやや円安に触れていますが、一時の3.6円から見れば、円高基調は変わってないようにも思えます。もっとも、為替ほど先が読めないものはなく、誰にも先のことは分かりませんが。

 

ただ、我々のような円でのフルエクイティ投資(現地通貨でレバレッジをかけず全額自己資金投資のこと)をする投資家にとって、為替変動は影響が大きいことを認識しなければなりません。

 

今のタイ経済の低迷状態は少なくとも今年一杯は続きそうなので、タイバーツ安が反転するにはもう少し時間がかかりそうな気がします。

 

従って、もしこの円高バーツ安基調が今後も続き、現在の3円から2.7円程度まで動く可能性もあると思うのであれば、これは物件価格が1割値上がりするのと同じことです。つまり、バンコクのコンドミニアム価格は年率5%から6%の値上りというのが一般的な統計結果であり、実に2年分の値上りを為替の短期変動で取れてしまうわけです。

 

従って、今後、為替がもっと円高になった時に一挙に残金を送金してタイバーツに変えてしまうことができるプレビルド投資は為替変動に対する柔軟性があり、為替の変動リスクを抑えたいという人には魅力があります。

 

これまで私は、円安基調が続く中で、新築プレビルド物件との価格の乖離が大きいエリアでの築浅中古物件投資を勧めてきましたが、今の為替状況は円高基調という微妙なところがあり、もし為替でも柔軟に対応したいというのであれば一度に全額支払わなければならない中古より、プリセールとリセールを含めたプレビルド物件も検討していいと思います。


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