タイのゴルフスイング1

ゴルフスイングはでんでん太鼓のようにして打てとよくいわれます。つまり、胴体が先に回って腕が後から追いついてくるように打つことで飛距離が伸びるというものです。

さらに、上半身と下半身との捻転差を使ったスイングがベストといわれていて、実際、PGAのプロを始め上級者はみんなこの捻転差を使ったスイングをしています。

ゴルフ捻転差1
以前「スイングが身についてくるとゴルフは楽しい!」で雑誌ゲーテのこの写真記事を添付しましが、日本でも中上級者の間ではこの下半身リードの捻転差を使って飛ばすのが主流です。

しかし、バンコクのローカルのゴルフ練習場に行くとよく見かけるのが、
ゼンマイばねがぐるっと元に戻るように体を回転させてスイングしているタイ人ゴルファーです。

捻転差はなくシンプルに体の回転に腕とクラブを同調させてスイングするのです。テイクバックで深く体全体を限界まで捻転してから切り返しているのですが、不思議なことにこれがまた飛ぶのです。

ところで、私はタイに来てからゴルフを始めたので、ゴルフ歴はまだ3年にもなりませんが、最近、何とかこの捻転差を使って打てるようになり、確かにドライバーの飛距離は10ヤードから20ヤード伸びました。

ただし、体の動きがその分複雑になるので、ただでさえボールコントロールが悪かったのがさらに悪くなり、飛んでいく方向性のバラツキがひどくなるという副作用に泣かされています。

そんな時に、ドライビングレンジで練習していたら、隣で練習していた年配のタイ人が「もっと体を深く回して体の回転の戻しでスイングした方が飛ぶ」と声をかけてきたのです。

タイのゴルフスイング4

よくいる教えたがりのアマチュアゴルファーかと思ったのですが、その人のスイングがコイル型のゼンマイがほどけて元に戻るようにぐるっと体を回しながら打つのです。しかも、右利きの場合、普通左腕は一直線にしたまま切り返しに入るのが、この左ひじまで曲げて体に巻き付けるようにして体の回転で打つスイングで、捻転差などはありませんでした。

そして、このゼンマイバばねの写真の説明にも書いてあるように、こういう形は深く捻転してエネルギーを蓄えてから小さいスイングで回転方向に強力な力を発生させることができるわけです。野球の野茂投手のトロネード投法のようなスイングであまり格好よくは見えませんが、しかし、これがゆうに200ヤード以上飛ぶし、しかもまっすぐ飛んでいくのです。

以前、レッスンプロの中井学氏が、捻転差を使えるようにならなければ一生飛距離は伸びないといっていたのですが、このスイングを見て、少なくともアマチュアゴルファーにとっては200ヤード以上飛べば、まずはこれで十分であり、必ずしもボールコントロールが難しい捻転差を使ってスイングする必要はないのではないかと思ったほどです。


しかも、こんな打ち方をするタイ人ゴルファーはその練習場に来ている人だけでも結構いるのです。また、そこには5人ほどのタイ人レッスンコーチがいるのですが、どうも誰も捻転差のことなどはあまり教えてないように見えるのです。

ちなみに、その中の一人のコーチは私の打ち方を見て、それはスイングではなくヒッティングだとか理解不能なことをいってましたが、ゴルフ強国タイではゴルフスイングの考え方がちょっと違うような気もします。

もっとも、ゴルフのスイング理論については10人10色で語り出したらキリがなくなるので、これはあくまで私がよくいく練習場で観察した結果、個人的に考えたことだと思ってください。

次回に続く