ゴルフ人気3

昨年、コロナが始まった際、タイ政府のやや過剰ともいえるフルロックダウンで、全国のゴルフ場も閉鎖させられました。

そのとき、あるタイの医者が、ゴルフ場まで閉めるのはおかしい、3密など関係ない屋外スポーツのゴルフは安全だし、その上、多くのゴルフ場があるタイではキャディなどの関係者で10万人もの雇用を守れる、と反論している記事を紹介しました。「ゴルフをやって10万人の雇用を取り戻せ!

当時はタイ政府も、ムエタイ(キックボクシング)会場で集団感染が起こったりしてややパニック状態になっていたこともあり、スポーツ競技はすべてロックダウンということに動いたのですが、その後、時間が経つにつれて状況がわかってきたことから、
まさに冬場のゴルフシーズンが始まったばかりの昨年12月に始まった第2波では、ゴルフ場はシャワーやロッカールームの使用禁止、クラブハウスでの飲酒禁止という命令が出たものの、幸運にもゴルフ場自体の閉鎖には至らず、我々もゴルフを楽しめることになりました。

しかしながら、「スイングが身についてくるとゴルフは楽しい!」でも書いたように、外国人観光客がほとんどいなくなった現状では、いくらゴルフシーズンといってもタイのゴルフ場はもともと外国人への依存度が高いので、今でもあちこちの人気ゴルフ場で特別ディスカウントのプロモーションが続いていて、経営は相変わらずきついのかもしれません。

ゴルフ人気1
しかし一方では、日本の情報誌などを読んでいると、日本や韓国では20代、30代の若者の間でゴルフ人気が出ていて、空前のゴルフブームになっているそうです。

これはコロナ禍が3密のないゴルフ業界に思わぬ恩恵をもたらしたともいえるのですが、上のグラフを見ても、コロナでカラオケや映画館、室内競技が落ち込む中、ゴルフは早々と復活してきたのがわかります。

さらに、今の日本ではゴルフコースだけでなく練習場も順番待ち状態だそうで、韓国に至ってはそれ以上のゴルフブームが到来しているそうです。

実はつい先日、たまたまバンコクに住む40代と思われる韓国人ビジネスマンと一緒の組になりラウンドしたのですが、韓国も日本と同じで以前はゴルフはお金持ちのスポーツと思われていたのが、今は若者たちの間で大人気になっているということでした。

これもゴルフ好きのトランプ大統領に、かつて「こんなのでは面白くないから韓国人プロはもうアメリカツアーから締め出せ」といわしめたほどに世界のゴルフシーンを席巻する韓国人美人女子プロ選手たちの影響なのかもしれません。

ところで、実は私は数年前のアン・シネでもなくキム・ハヌルでもなく、チョン・インジのファンなのですが、一昨年のパタヤでのホンダLPGAの時に彼女の横に立ってみると180センチある私の方が小さいのではないかと思うほど、がっしりした体格をしていました。

また、同じ日に「タイで期待される渋野日向子とモリヤ・ジュタヌガーン」で紹介した妹のアリヤ・ジュタヌガーンも見ましたが、ドライバーが飛びすぎるのでフェアウエイウッドの3番でティーショットをするというだけあって、やはり世界の一流プロは並みの体格をしていないと思った次第です。

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さて、そこでタイ政府が始めたのが「監獄にいるような隔離検疫の中、ゴルフをやって面白い?」で紹介したゴルフ検疫というものです。さすがに私はそれほどのゴルフアディクトではないので、ここまでしてゴルフをしに来る連中などいないだろうと否定的に見ていました。

今のところ、日本のグループツアーがきたとは聞いていません。しかし、このゴルフ場で2週間の隔離検疫を過ごすというプログラムに、韓国人ゴルフツアーの第1陣、41名が先月18日に到着したそうです。しかも彼らは、2週間の検疫が終わったら今度はチェンマイに飛んで、そこでもまたゴルフ三昧で過ごすということです。

私などはゴルフは週に2回もやったらもう十分だと思う方ですが、
そこまで毎日毎日ゴルフをしたいというのは相当なゴルフ好きであり、韓国は国を挙げてのゴルフブームというのも納得できてしまいます。

ゴルフ人気4
そこで私が思ったのは、
極端に暑いタイの夏が終わり、気温も下がって雨季が始まる5月下旬頃には、タイ国内でのワクチン接種も広がってくるだろうし、現在タイ政府が検討中のワクチンパスポートなるものがもし認められれば、飛行機でわずか5時間ほどでやって来られて名門コースも多いタイのゴルフ場は、今の日韓ゴルフブームの恩恵を最大限受けられると思うのです。

今のところ、キャディさんなどは基本的にゴルファーからもらえる300バーツのチップが主な収入源なのに、丸1日ゴルフ場に待機していても全く仕事がない日もあり苦労しているようです。そんな中、この日韓ゴルフブームがタイゴルフ業界起死回生の起爆剤になればいいと思います。