バースレート3
数日前のこと、ある日本人の知人と食事をしたのですが、その彼は最近タイ人の奥さんと結婚して日本とタイで正式に入籍したということでした。

その時は奥さんも同伴してきていたので、私も少し話したのですが、サドゥアク・サバーイとかサバイ・サバーイ的な生き方が好まれるタイの文化にあって、その奥さんは控えめで日本人的なものの考え方もできるようでした。また、旦那さんによれば、ほとんど無駄遣いもしない質素な性格で、この人と巡り会えて本当に運がよかったと喜んでいました。


そこで、私がそもそもどこで出会ったのか聞いたところ、タイの出会い系サイトで知り合ったということでした。そして、1年ほど付き合ってから結婚を決めたそうです。タイだけでなく日本でも入籍したぐらいですから、出会い系サイトでもこういう理想的な伴侶に巡り会うことは可能だということだと思います。

さて、昨日のバンコクポストに以下のような記事が載っていたのですが、タイの出生率が低下の一途をたどる中、政府として何とかしなければならないということです。

バースレート1
The World Health Organization and World Bank have said that if a country's TFR goes under 2.1, its proportion of elderly will surge and problems associated with migrant workers will rise.

WHOと世界銀行によれば、出生率が2.1以下になるとその国の高齢者比率が上昇し、かつ外国人労働者が入ってくることで問題が増えてくる


"When Japan's TFR hit 1.6, the Japanese leader at the time announced that a disaster was on the way if the country didn't do anything about it.

日本の出生率が1.6になった際、当時の日本のリーダーたちは、もし国として何ら対策を講じなければ、日本の未来は大変なことになるといい始めた

"Thailand's TFR used to be 5.1 and it has declined all the way down to 1.5. Worse still, the country has still not done anything about it and, without any intervention, the rate is forecast to fall further to 1.3 in less than a decade."

一方、タイの場合、かつては5.1であった出生率が今ではとうとう1.5まで低下し、さらに
今後10年以内に1.3まで落ちると予想されているというのに、政府は何も対策を講じてない

ところで、日本も出生率向上のために減税したりとかいろいろやってきていますが、2019年の出生率は1.36と出生率の低下には歯止めがかかっていないようです。

しかし、タイの場合は政府がこれまで何もしてこなかったこともありさらにひどく、日本より急速に出生率が低下しつつあります。そこで、これではいけないとタイ政府がやっと重い腰を上げて始めたのが、いわゆる“出会い系サイトとお見合いイベント”です。

もっとも、減税だの補助金だのと
まじめで深刻に考える日本政府と違って、同じ政府でもタイ政府は軽い乗りというか、視点が違うのでこの辺がなんだか楽しいですが...。

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しかし、これはタイ政府のまさに産めよ増やせよの広告ですが、子供を産めばいいことずくめという随分能天気な広告にも思えます。一方で親としての責任も出てくるわけで、今のようなコロナによる不景気の中で収入も不安定になり、こんな広告で出生率が上がるのかどうかは大いに疑問ですが...。

ただし、この出会い系サイトは結構人気があるようで、システムがパンクするほどの問い合わせがあったそうです。もっとも、子供が欲しいかどうかは別にして、恋人探しの需要はこれまでも十分大きかったのではないかとも思うのですが....。

Thais are not the only ones eligible for the dating event, as foreigners are allowed to join in on the fun, which has been named the Marriage for Building Nation. 

このデートイベントは“国家建設のための結婚”と名付けられ、タイ人だけでなく外国人も参加して楽しめる

さて、このイベントは3月末が応募の締め切りで、5月14日にお見合いイベント(集団見合い?)をセッティングするようです。外国人も参加可能で、あまり深刻に考えることはなく、運よく未来のフェーン(恋人)に巡り会えたらラッキー、という軽い気持ちで参加するのもウエルカムということなので、興味がある人はまずこの「政府系サイト」に登録して参加してみたらいいのでは?