昨日はまだこれほどでもなかったのですが、これは今朝7時過ぎに東向きの自宅の書斎から撮った写真です。
太陽がぼんやりとしか見えていませんが、普通はこれだけ高いところに日が昇れば、外は明るくなって周囲の景色もはっきり見えるのです。しかし、さすがに今朝は、映画「砂の惑星」のような幻想的な景色が広がっています。
太陽がぼんやりとしか見えていませんが、普通はこれだけ高いところに日が昇れば、外は明るくなって周囲の景色もはっきり見えるのです。しかし、さすがに今朝は、映画「砂の惑星」のような幻想的な景色が広がっています。
また、南側にあるわずか200メートル先のオンヌット駅がこんなにぼやけていて、その先にいつもはっきり見えるチャオプラヤー川の雄大な景色も、今朝は全然見えません。
日本でも高度成長期に光化学スモッグがあったので、あれと同じです。しかし、それが原因でどのくらいの人が肺気腫や肺がんで死んだのかは、今更調査のしようがありません。
ただ、PM2.5が200を超えてくると健康に影響が出るリスクが高いそうです。今の日本人は、昔に比べると肺がんで死ぬ人の割合が急増していることもあり、案外、あの時代の光化学スモッグが原因なのかもしれません。
「今年もやってきたPM2.5の恐怖」でも書いたように、ここ数日、季節風が止まった無風状態になっていることが原因です。それにしても、今朝の状態はちょっと酷いのでPM2.5の数値をチェックしたところ、以下のような状況で、場所によってはほぼ全員が健康上の影響を受けるという紫色の緊急事態的なところまできてしまっていますが、タイは今、コロナの緊急事態宣言だけでなく、空気汚染でも緊急事態なわけです。
ついでに、中国や日本の同じ時点での空気汚染状況も見てみたのが下の図ですが、東南アジア全体にモンスーンの風が吹いていないようで、アジアで最も空気のきれいなはずの日本でさえも、緑が少なくなっていて、黄色が大半を占めています。
それでもこの水準なら、日本の場合はほとんど問題ないのでしょうが、タイは中国と変わらないほどに状況が悪化していて、この状態が長期間続くとちょっと怖いです。
それでもこの水準なら、日本の場合はほとんど問題ないのでしょうが、タイは中国と変わらないほどに状況が悪化していて、この状態が長期間続くとちょっと怖いです。
以前、「タイには季節風という強い味方がある」の中で、「中国の空気汚染は相変わらず深刻で、緑の日本と赤の中国とでは、まさに天国と地獄です」などと書きましたが、今のタイは同じ地獄に仲間入りしただけでなく、赤よりさらに汚染の酷い紫色が多いわけですから、決して他人事ではなくなってきました。
いずれにせよ、さすがにこれはまずいと思ったので、本当は今朝、知人たちとゴルフに行く約束でしたが中止することにしました。
従って、今日は1日書斎の窓を閉め切り、昨年買ったPM2.5を除去する空気清浄機を回したままで自分の部屋に閉じ籠るしかなさそうです。
ちなみに、この状態は例年2月いっぱいまでよく起こるので、特に用がないのであれば、こんな時期に無理して15日間の隔離検疫を受けてタイにやって来るのはバカバカしいだけかもしれません。
いずれにせよ、さすがにこれはまずいと思ったので、本当は今朝、知人たちとゴルフに行く約束でしたが中止することにしました。
従って、今日は1日書斎の窓を閉め切り、昨年買ったPM2.5を除去する空気清浄機を回したままで自分の部屋に閉じ籠るしかなさそうです。
ちなみに、この状態は例年2月いっぱいまでよく起こるので、特に用がないのであれば、こんな時期に無理して15日間の隔離検疫を受けてタイにやって来るのはバカバカしいだけかもしれません。
もう4、5年ぐらい前になりますが、当時はラーマ9周辺の空気が一番汚染されていたし、2、3年前はサパンクワイが最悪でした。
その理由がコンドミニアムやオフィスビルの開発です。古い建物を取り壊すときに出てくる小さな粉塵が、PM2.5クラスに小さいものが多くあるみたいです。
従って、将来電気自動車ばかりになっても、空気汚染問題が必ずしも解決するということはないと思います。
いずれにせよ、タイの上空を通るモンスーンの風が吹き始めるまで我慢するしかないですね。