ロックダウン6
新年を迎えたばかりの1月2日、私が住むコンドミニアムではフィットネスジム、サウナ、プールが閉鎖され、使用禁止となりました。また、自分の部屋以外、館内はどこでもマスク着用です。そして、3日からは入口のロビーだけでなく、駐車場の入口にも警備員が待機し、館内に入ってくる車に乗っている人すべてに対し、検温と部屋番号を書き留めるという厳戒態勢が始まりました。

同じく、外部ではお酒を飲ませるバンコクのレストランもお酒の販売が禁止になりました。個人的な話になってしまいますが、この写真は私が時々行く、自宅からタクシーで15分ぐらいのパタナガーンにあるイサーン料理屋兼飲み屋の“シークレットガーデン”という店です。


ロックダウン5
何が“シークレット”なのかわかりませんが、簡単にいえばローカルのタイ人向けで、日本でいう居酒屋です。酒のつまみにイサーン料理はよく合うので、私も時々訪れているうちに、ここのオーナーのナンさんとは時々ラインでやり取りをするようになったのですが、そこに、今夜でまた店を閉めることになったとの連絡が入りました。

ちなみに、彼女はイサーン地方のウボンラーチャタニー出身です。ラームカムヘーン大学といえば法学部が看板学部なのですが、彼女はそこの大学院で法律の修士号を取った秀才で、以前、シンガポールでも働いていたとかで英語も得意です。

そんな人でも、タイ人は企業で働くより自営業になることを好む人が多く、彼女の場合も自分でイサーン料理の店を始めて久しいのですが、さすがに3月のロックダウンでは2か月間営業できず、こういう個人経営の店のオーナーは生活もかなり厳しかったようです。

しかし、それを何とか乗り越えて、最近、やっと経営も回復軌道に乗ってきたところで、今回、またも感染が広がりバンコク都の命令で閉店を余儀なくされることになったわけです。

ロックダウン2 (2)
ロックダウン7
今回の感染再拡大で、まずナナ、ソイカウボーイ、タニヤ、パッポンなどにある風俗店が一番に閉鎖されましたが、こういうところは特殊な産業でもあり、感染リスクが高い上にどうせ旅行者もいないので仕方がないと思います。

しかし、この居酒屋レストランのように、夜8時過ぎぐらいから1日の仕事を終えたタイ人達が次々と夕食と晩酌を兼ねてやって来るような店はバンコクに多分何万軒とあり、そもそもお酒を出せなければ、食事だけではお客が来ません。

それで今回もまた閉めるしかなくなったようですが、ここで働く従業員もまた一時解雇です。
今日はまだ1月4日ですが、身近でこんなことが起こるのを見ていると、年明け早々、次第にフルロックダウンの足音が近づいてきているのを感じます。

ところで、このコラムは朝7時に書いているのですが、新聞等によると、今日、政府はレストランでの食事を禁止し、テイクアウトの持ち帰りのみに制限するかどうかを検討するということです。

厳格な規制を要求するCCSA(新型コロナウイルス感染症対策センター)に対して、経済への多大な影響を心配する行政側との折衝になるのだろうと思いますが、
タイ政府も前回の経験で、ロックダウンがどれほど庶民の生活に悪影響を与えるかを学習しているので、滅多なことではロックダウンはやらないのではないかという現地新聞の希望的社説もあります。

私も今回は、3月の時のようにスーパーと薬局、コンビニ以外はどこもかしこも閉めるというフルロックダウンだけはやめて欲しいと期待しているのですが...。