感染爆発
一昨日、とうとうバンコク近郊のサムットサーコン県で大規模な集団感染が発生しました。今朝の最新ニュースでは、既に694人が感染しているということですが、そのうちの90%が現地の海老市場で働く外国人労働者で主にミャンマー人ということです。

政府はさらに広範囲でPCR検査を始めているので、多分、感染者はもっと増えるのではないかと思います。また、県知事は即座に14日間のロックダウン命令を出し、夜の外出も禁止となりましたが、感染がさらに広がれば、バンコク都もまたロックダウンが始まるかもしれません。

以前、「隔離検疫なしで外国人を受入れ始めた国(その2)」で、シンガポールやモルディブでソーシャルディスタンシングなど構っていられない劣悪な環境で働く外国人労働者の間で集団感染が広がっていったということを紹介しましたが、タイも結局、同じところで感染爆発が起こったことになります。

ここ数か月間、ミャンマーでは感染が急増していて、タイ政府も国境警備を強化していたのですが、数百キロもある国境を全部取り締まるのは無理であり、相当数のミャンマー人労働者が、この間も国境を越えて出稼ぎに来ていることは間違いないと思います。

結局、その人たちが感染をもたらしたのだと思いますが、タイ経済自体がガマゴンと呼ばれる下級労働者の仕事を、ほとんど周辺国からの外国人労働者に頼る体質となっているので、仕方のないことなのかもしれません。

感染爆発2
さて、政府は早速、新年のカウントダウンの中止や集会の禁止を打ち出し、上の記事にあるように保健省は規制をさらに強化する法律の制定を総理に進言したらしいですが、これでまたしばらくタイ経済がズタズタになる可能性が出てきました。

コロナの感染拡大は確かに恐ろしいことですが、安易にロックダウンや夜間外出禁止令を始めたら、またも失業者が街に溢れることになるかもしれず、政府の舵取りが試されるところです。

しかし、政府にしてしてみれば、現在の反政府デモ鎮圧の理由としても好都合であり、他のニュース等を読む限りでは、とにもかくにもコロナ制圧が最優先という方針のようで、またもバンコクでもロックダウンが始まるのかもしれません。

ところで、前回も突然のロックダウンであったため、私を含め多くの人が買い置きが少なくて途中でビールが足りなくなり、「集団感染リスクそっちのけでビールに群がる人たち」で書いたように、お酒の販売が解禁された時には奪い合うように買っていましたが、今回は念のため、もしものロックダウンに備えて、早目にスーパーに行ってビールをたくさん買い込んでおくことにします。