ルンピニ年末値引1
これはルンピニの年末クリアランスセールです。同社が開発する大半のプロジェクトが郊外のアフォーダブルですが、2013年に久しぶりにCBDであるスクムビット24の奥で売り出したラグジュアリープロジェクト、ザ・ルンピニ 24で成功を収めました。

プリセール当時で平均価格が17万バーツ/㎡と割安感があり、さらに魅力的なファサード外観もあって
売れ行きも非常に良く、現在もこのプロジェクトを一押しする不動産業者も多いようです。

しかし、竣工時に私も見学に行ったところ、これはやっぱりルンピニ仕様だなと思いました。外観は格好いいのですが、使用しているワッサドゥ(建築資材)が全体的に安っぽく、湾曲した開口部等、使い勝手も悪そうで、ラグジュアリーという域には達していないというのが私の印象でした。

実は私が以前購入して住んでいたアソークのグランドパークビューもルンピニなのですが、コンクリートの流し方が雑でジャンカらしきものが出ていたり、戸境壁が波をうっていたりと、施工精度もあまりよくありませんでした。

ただし、ルンピニの場合、致命的な欠陥もなく、値段が他社に比べて割安でコスパの良さが彼らの持ち味です。
従って私の印象では、ルンピニは、昔、田の字型マンションを考案し量産した長谷川工務店(今のハセコーアーベスト)みたいなデベであり、ミドルクラス庶民向け普及型コンドのパイオニアです。

そういう点では私の好きなデベロッパーでもあるのですが、彼らにとってあまり経験のない、場違いなCBDでやるプロジェクトには何となく違和感を感じてしまいます。

ルンピニ年末値引2
さて、その後にルンピニが次のCBDプロジェクトの目玉として取りかかったのが、このルンピニスイート(ペチャブリ-マッカサン)です。ただし、これについてはあんまり成功したとは聞いていません。

小さなユニットが多く駅からも遠いということでどこか中途半端であり、やはりこれも
値段が安いのだけが取り柄です。そして今回、その完成在庫を10ユニットに限り、同社の開発コストで売却するということです。

価格も279万バーツからということであり、多分、一番小さな23㎡のスタジオタイプだと思いますが、それでも12万バーツ/㎡というのはさすがに安く、確かに彼らのコスト値なのかもしれません。つまり、それだけ市場では人気がないということだろうと思うし、将来のアップサイドも見えてきません。

ワンワイアレス1
これに比べれば、駅からは若干距離があるものの、APがやっているワイアレス通りのライフ・ワンワイアレスのクリアランスセールの方が、投資としては面白いと思います。

いずれにせよ、これはと思ったお気に入りの物件が見つかれば、買って悪いタイミングではないとは思いますが、多分来年に入ってもハッピーニューイアーセールとか銘打った新たなクリアランスセールが出てくると思うので、コロナのワクチンが普及していよいよ外国人観光客、そして外国人投資家が戻ってくるのが見えてくるまでは、買いを焦る必要はないと思います。