中国製ワクチン1
こんな広告があります。待ちに待ったコロナワクチン予約販売の開始です。しかし、一つだけ要注意点があります。

残念ながら、これは中国製なのです。この中で彼らはフェーズ3の治験は副作用もなく終了したと書いています。また、海外に住む中国人6万人に接種したところ、これまで誰一人としてコロナに感染していないともいっています。

しかし、昨日のブログでも書いたように、その詳細な治験結果やレポートがどこにも発表されておらず、世界からはその安全性が疑問視されているわけです。

中国製ワクチン4

COVID-19 Coronavirus Vaccine

After long-term research and development and clinical trials, China has successfully developed a vaccine that effectively treats the new coronavirus infectious disease.

Now the new vaccine has completed the third phase of clinical trials and approved for marketing;

Due to the excessive global demand for vaccines, please contact us and make a order in advance.

Minimum order quantity: 10000 doses

 

長期にわたる研究開発と治験の結果、中国はついにコロナウイルス感染から身を守るワクチンの開発に成功しました。

そして今、第3フェーズの治験も終了し、いよいよ予約販売の開始が認められました。

世界中でワクチンに対する需要があることから注文が殺到するので、今のうちに前もって注文して下さい。

最小注文数:10,000接種分


前回このブログでは、タイはアストラゼネカのワクチンを購入する方針と書きましたが、一方でマレーシアとフィリピンは中国製のワクチンを購入する方向のようです。さすが中国、これも東南アジアに対するワクチン外交の成果だろうと思いますが...。


中国製ワクチン2

ちなみに、マレーシア政府はその開発や安全性のチェック、つまり治験のことだと思いますが、これらで中国に協力することで、中国から優先的にワクチンを融通してもらうという5年契約を締結したと発表しました。怖いことだと思いますが、どこの国も我先にとワクチン確保に必死なのです。

中国製ワクチン3

ところで、以前、「南シナ海防衛、海軍力を増強するASEAN」の中でマレーシアやフィリピンは南シナ海で90%以上の領有権を主張する中国と紛争が続いていると書きましたが、不本意ながらコロナに関しては中国に頼るしかなかったのかもしれません。

最近、WHOのテドロスさんが今こそ出番とばかりにまた出てきて、ワクチンは世界のどの国にも公平に行きわたらなければいけない、などと優等生的な発言をしていますが、タイは別として、どこの国も多くの感染者を抱えて一刻も速くワクチンが欲しいのに、悠長に順番待ちなどしていられないというのもわかります。

いずれにせよ、タイはマレーシアのように
中国とおかしな治験契約などしておらず、アストラゼネカを選んで、多分正解でした。

しかも、国内に同社の現地生産工場を持つ強みがあるので、このワクチンが英国の基準をクリアしさえすれば、今後は十分なワクチンが得られるので、怪しげな中国製のワクチンに生命の危険をおかすことになるリスクはないわけです。アストラゼネカにはなんとか製品化に成功してもらいたいものです。