タイリゾート

前回、タイ政府がゴルフ客を誘致しようとする新しいプランについて、獄中生活のような2週間の隔離検疫を受けて、しかも臨時便や海外医療保険等の割高な費用を負担してまで、わざわざタイに来るゴルフ客などいないのではないかと否定的なことを書きました。

しかし、タイはホテルの宿泊費が暴落した結果、世界でも非常に安く旅行ができるという調査結果も出ています。これはヨーロッパの旅行会社であるダーツアーというところが世界各地の3つ星、4つ星、5つ星クラスホテルの宿泊費平均値を調べたものです。

2021 travel cheaper once restrictions lift

Phuket, Thailand, clocks the cheapest destination with the average room costing $29.38 but Thailand’s strict travel restrictions lockout bonafide leisure travellers.

旅行規制が撤廃されれば、2021年に海外旅行が安く行ける観光地
タイのプーケットはホテルの平均宿泊料金がわずか29.38ドルと世界の最安値をつけた。しかし、今はタイ政府の厳格な入国規制がレジャー観光客を遠のけている。


ホテル宿泊費
上の表を見ると、バンコクのホテルも世界で5位、43.48ドルと随分安いですが、プーケットの4つ星ホテルに1泊3,000円程度で泊まれるのなら、たとえ街はゴーストタウンの様になっていたとしても、ビーチやプールサイドで寝転がって青い海を見ているだけでもその価値はあるのかもしれません。

ホテル宿泊料金2

一方、宿泊費の下落率を2019年と比べたのがこの表です。バンコクとプーケットは34%も値下りしていて、世界の観光地の中でも暴落率が4位と5位にランクされています。しかも、1位から4位までは都市型観光地なので、海や山のリゾート地としては、プーケットの値下りが世界一ということになります。

以前、アゴラで「2021年、タイ観光産業のメルトダウンが始まる! 」と題して、このままではタイの観光産業が崩壊し立ち直れなくなるリスクがあると書いたのですが、この表からもコロナで観光大国タイの観光産業が受けている打撃がわかります。

また、来年、外国人観光客の入国規制が撤廃されてからでも割安感はしばらく続くということなので、
パソコン1台で世界のどこでも仕事ができるデジタルノマドなどにとっては、仕事をしながら長期間ビーチフロントでのんびり過ごせるいいチャンスでもあります。

He added that 40,000 workers had lost their jobs and even those still in work had lost 20-90% of their income, while only 30% of all hotels were still open. "Phuket is like a patient in a coma in ICU. So it is necessary for all stakeholders to help restore Phuket as quickly as possible'' 

プーケットでは4万人が失業し、まだ仕事がある者でも2割から最高9割も収入が減っている。そして、営業しているホテルの数は全体のわずか3割である。今、プーケットはICUで昏睡状態にあるのと同じで、一刻も早くプーケットを再生するために関係者のサポートが必要だ。

実際、今のプーケットの状況について「隔離検疫なしで外国人を受入れ始めた国(その2)」でこのように市長のコメントを伝えましたが、現在ホテル全体のわずか3割しか営業してないにも関わらず、これだけ宿泊費が値下りしているのであれば、もし来年、隔離検疫等の入国規制がなくなっても、潜在的に宿泊施設の供給圧力が相当大きいので、なかなかすぐには宿泊費も値上げできないのかもしれません。

ところで、プーケットに限らず、チェンマイでもサムイでも有名な観光地はどこも格安で宿泊できるはずです。従って、
私もそうなのですが、もし今タイに住んでいて、正月はどうせ日本には帰れそうもないと諦めているのであれば、このチャンスにどこかタイの国内旅行をするのがお勧めです。