STV1
これはチェンライタイムズというローカルオンライン紙の記事ですが、本当のところはわからないものの、ちょっと面白い話なので書いてみます。

さて、タイに外国人観光客を呼び戻す策の第一弾として注目されていたSTV(特別観光ビザ)ですが、このビザで最初にやってくるはずの120人の中国人観光客の受入が突然延期された件についてです。

TAT(タイ政府観光局)によれば、STVの第一陣として広東から120人の中国人観光客を乗せたチャーター便を受入れる予定であったが、STVの発行手続きが遅れていて間に合わないので、事務上の都合で急遽延期となったという説明でした。

しかし、これを受けて今度は中国のメディアが、キャンセルになったこのツアーに申し込んでいた観光客はどんな人なのかと調査したところ、広東のどこの旅行会社もそんなツアーなど組んでおらず、誰も知らなかったというおかしなことになっているそうです。

しかも、受け入れ先であるプーケットの観光協会も、プーケットのどこの旅行会社もこのツアーに関して観光客の人数や国籍、隔離検疫の宿泊予定先について、政府から連絡を受けてなかったそうです。

Authorities last month announced that a limited number of long-stay visitors would be allowed from countries deemed low risk and their trips must include two weeks of quarantine at their resort. However which countries is a mystery as no such list can be found on any government website.
政府関係者は先月、少人数のSTVビザ取得者がタイに入国するが、それは感染リスクの低い国からの観光客に限定され、しかも2週間の隔離検疫が課される、というだけで、どこの国からくるのか明らかにされず、政府のどのサイトを見ても詳細な情報が開示されておらず、謎のままであった。

従って、タイ政府は、国境さえ開けばいくらでもタイに来たがっている観光客がいるかのようにいっていますが、2週間の隔離検疫と最低90日間タイに滞在しなければならないという一方的な要求ばかりを突き付けて、本当にこの短期間で中国の広東で120人もの観光客を集められていたのか疑問なのです。

これについては「隔離検疫なしで外国人を受入れ始めた国」でも書きましたが、結局観光客は隔離検疫をなくしても大して増えなかったというモルディブの失敗例にあるように、そんな簡単に観光客は戻って来ないというのが現実なのかもしれません。

その上、TATのロンドン支店がタイ旅行に興味のある人達に行ったアンケート調査では、隔離検疫があっても行きたいかという質問に対し、わずか6%しかそれでも行きたいという人がいなかったわけですから...。