世界のコロナ感染1
この図は、タイのCCSAに相当する組織だと思うのですが、EUのECDC(コロナ対策センター)による、世界の感染状況に関するレポートです。この2週間で見ると、今、世界ではドイツを除く西欧諸国とアメリカ、南米がコロナの感染第2波で苦しんでいることがわかります。

また、そのドイツもこの24時間だけで6,540人もの感染者が出たということなので、そのうちイギリスやフランスと同じ色に変わるかもしれません。

特に英国では感染が急拡大しつつあり、とうとう1日に13,972人と世界でもインド(54,265人)、アメリカ(45,791人)に次いで3番目に多くの新規感染者が出るに至りました。その結果、先日、ボリスジョンソン首相が新たなロックダウンをアナウンスしたところです。

世界のコロナ感染2
また、それ以外にもフランス、イタリア、オランダ、チェコスロバキア、そしてスペインでも感染が再度拡大し始め、今後規制強化を始めるということで、EUはこれから第2波に飲み込まれていきそうです。

世界のコロナ感染3
ただし、これはある意味いいニュースなのかもしれませんが、実はタイでも上の図のように、英国の第2波感染者と死者の推移を比較して、なぜか第2波では人はあまり死ななくなっていると指摘するところが出ています。

これは日本の場合も同様で、死亡するリスクがさらに低くなってきていて、
最近のコロナウイルスは毒性が弱まっているのではないかとか、国民に抗体ができてきたのではないかいう説も出てきています。

もっとも、これもタイムラグがあるので、もう少し時間が経ってみないと何ともいえませんが、少なくともこのグラフの9月下旬時点では、英国では第2波での死者はほとんど増えていません。

世界のコロナ感染4
さて、足元のタイですが、インドで急速に感染が広がり、今では1日の感染者数が54,000人とアメリカを抜いて世界最多になっていますが、それが隣のバングラデシュへ、そしてミャンマーへと東に向かって広がってきています。

ミャンマーではタイのような規制を行なってこなかったことから、ここにきてバングラデシュからの感染が広がり、10月9日だけで感染者数が1,461人と急増し、累計で23,906人にもなったとのことです。

そこでタイ政府も国境警備を強化していますが、しかし、仕事を求めて出稼ぎのために越境してくるミャンマー人を、100キロ以上もある国境線すべてで監視するのは不可能なのではないかとも思います。

ところで、現時点では、タイは東側のカンボジアやベトナムにとってはありがたい防波堤の役目を果たしてくれていることになります。カンボジアではほとんど感染者がおらず、経済も悪化しているとは聞いてないし、ベトナムも経済は好調のようで、海外からの投資も増加中ということなので、タイが貧乏くじを引いてしまったかのようにも思えます。これも、地理的に運が悪かったというしかありませんが...。

私は、本来不動産市場に関するブロガーなのですが、先日も「不動産投資、少なくとも今は「休むも相場なり」が一番」で書いたように、今はタイの不動産市場の先が全く読めないので、様子見を決め込んだ方がいいと思っています。

その理由の1つが、コロナの第2波でタイ経済が再びロックダウンに入るようなことが起これば、それこそ不動産市場は底が抜けてしまい、アジア通貨危機の時のように破綻して途中で建設が止まってしまうプロジェクトもたくさん出てくると思っているからです。

もっとも、第2波が来ても先の英国の例のように、ほとんど死者が増えないという結果になれば、今度は逆に、そろそろ底値買いのタイミングが近いということになるのかもしれませんが...。