エリートカード1
今日でビザの恩赦期間が終わり、明日からは然るべきビザを持っていない外国人は不法滞在となります。

それもあって、この2か月間で、5年間のタイランド・エリートカードを取得した人が急増したそうです。つまり、どうしても母国に帰れない、もしくは帰りたくない外国人にとって、このカードは最も手っ取り早くタイに合法的に居残ることができるライセンスだったわけです。

また、それだけでなく、タイで小規模事業を行う外国人の救済措置として、ワークパミットの特権付で期間20年間のエリートカードの発行も検討しているそうです。

もっとも、今も不動産市場は悪化しつつあり、破綻するデベロッパーも出てきそうなこの時期に、このワークパミット付20年のエリートカードを買って、政府の目論見通り苦境にあるタイの不動産業界を助けるために、その交換条件である100万ドル(約1億円)もの不動産投資などするのなら、従来からある1,000万バーツの投資で取れる10年の投資ビザの方がよほどいいと、私は思いますが...。

従って、タイで個人事業でもやろうというお金持ちの人でもなければ、このカードには近寄らない方がいいと思うのですが、これについてはまた、もし決定した場合、個人投資家としての私の考えを書いてみようと思います。


いずれにせよ、ごく普通の外国人にとって、ただ滞在するだけのために最低でも50万バーツ(約170万円)もするエリートカードを購入するのは、なかなか手が届くものではありません。

その結果、日本人を含め、
カオサンなどに住むバックパッカーなどの外国人の間には、明日から不法滞在を余儀なくされる人も多いのではないかと思います。そして、これから不法滞在の問題がクローズアップされ、新たな社会問題になってくるのかもしれません。

一方、現在の非常事態宣言の方は今月末で失効しますが、政府はまたも延長することに決めたようです。これは、昨日、現地のオンライン新聞が報じたものですが、10月末まで1か月間の再延長ということで、これで6回目になります。

来週の火曜に閣議で審議される予定とのことで、まだ決定ではありませんが、おそらくそうなると思います。


次回に続く