ナイツブリッジ オンヌット3
ところで、このプロジェクトはほとんどのユニットが22㎡
26㎡、31㎡であり、たとえ中堅企業の日本人駐在員であっても狭すぎて借りないサイズです。もしそういう日本人駐在員をターゲットにするのであれば、数は少ないですが、高層階に55㎡の2ベッドルームもあります。
ナイツブリッジ オンヌット7
ちなみに、この中でもし私が買うとすれば
スタジオタイプか31㎡の1ベッドルームですが、賃貸のことを考えると、1ベッドルームの間取りは使い勝手が悪そうで、むしろスタジオの方が3メートルは開口部があって使いやすく、家賃もボリュームゾーンの13,000バーツ程度で収まるので貸しやすいと思います。

一方、26㎡の1ベッドルームタイプは間取りにかなり無理があるので、敬遠しておいた方がよさそうです。大体、タイ人だけでなく外国人単身者も自分で料理などほとんどしないので、ただでさえ狭い開口部にわざわざキッチンを持ってくるのは非効率です。

また、55㎡の2ベッドルームは家賃が3万バーツ以上になるので入居者が駐在員に限定されてしまうことになります。もっとも、この高層階の55㎡が11万バーツ/㎡前後で出てきたら、希少価値があるし、
特に自己居住用なら問題ないので買いかもしれませんが…。

ところで、このプロジェクトは私も3年前のプリセール時に見に行きましたが、たしか
平均価格は14万バーツ/㎡台半ばだったと思います。従って、前回、参考として載せた投売り広告を見ても、ざっくりいって20階以上のユニットを11万バーツ/㎡前後で底値買いできれば、まあ損はしないだろうと思っています。

ただし、私もそうなのですが、スタジオタイプをわざわざ1ユニットだけ購入というのでは、投資金額が800万円とちょっと小さく、手間がかかる割に投資効率が悪いと考える人もいると思います。

その場合、55㎡の2ベッドルームにすることも考えられるのですが、オンヌットの賃貸マーケットの特性から見て、貸しやすい22㎡のスタジオを2つ買うか、31㎡と合わせて2つのタイプを買った方がいいと私は思います。


このプロジェクトに興味があれば、「底値買いは「ขายขาดทุน」のキーワードで探せ!」で書いたように、自力でこれから根気よく探して行けば、いよいよ決済期限が近づいた売主からの投売りで11万バーツ/㎡台がもっと出てくるだろうし、指値交渉してもいいのではないかと思っています。

また、他社のプロジェクトと同様、今の市場低迷により、このプロジェクトも既に多くの購入者からダウンペイメントを捨てたキャンセルが出ているはずなので、デベロッパーは現時点で少なくとも3割前後、つまり200ユニットぐらいは完成在庫を抱えているのではないかと思います。

従って、決済期限がきても引き渡しに応じなかった購入者からダウンを没収した後、速やかに特別値引セールを始めるはずです。もっとも、やはり購入者、特にFQの購入者の投売りを狙ってプリセール価格から2割以上の値引が取って買う方が、より割安に買えるとは思いますが...。

ところで、まだ4~5プロジェクトだけではありますが、これまで私が竣工した同社のプロジェクトを実査してきた印象からいえば、オリジンというデベロッパーは施工監理があまりよくありません。つまり、ダメ工事が多いのです。

従って、たとえスタジオであっても、引渡しを受けた後に施工上のトラブルで頭を痛めるよりも「品確法のないタイ、隠れた瑕疵はこんなに恐い(その2)」で紹介したような、プロを使って竣工引受検査をしっかりやっておくことを、強くお勧めします。