出口2
そして、これがアッパーミドルクラスのすぐ下、ミドルクラスの収入とその借入可能額や購入可能金額をCity Smartがまとめたものです。

人数的にはアッパーミドルクラスより圧倒的に多いのですが、やはり3万バーツ程度の月収では150万バーツほどのローンしか借りられず、購入も200万バーツ程度の物件になってしまい、しかもローンの与信審査で落ちるケースも結構出てきます。

従って、このクラスでは月収が5万バーツ以上ある人が購入するエリアが、購買層も厚く「出口」リスクも低いということになります。

ちなみに、著書の中で、私は次のような例を紹介しました。

ミドルクラスは、日本でいえば主任とか係長クラスなのですが、タイ社会には年功序列というのはありません。
 従って、20代でも英語が堪能で外資系企業等で働く人などには、5万バーツ以上の月収を稼ぐ人が結構いて、そのレベルになるとアッパーミドルクラスの入口に入ってきます。

 銀行からの住宅ローン借入も300万バーツ以上借りられるので、ダウンペイメントをある程度貯めていれば、400万バーツから500万バーツの物件にも手が届くようになります。

 そして、彼らが購入するのは主にマストランジット駅周辺のコンドミニアムで平米単価で5万バーツから15万バーツ、新築ならミッドタウン以遠、中古ならダウンタウンの物件も購入可能です。

 ところで、これは余談になりますが、筆者ももうバンコクに8年も住んでいるので、下手くそながらタイ語が話せるし読み書きもできます。だから、タイ人の知人や飲み友達もいます。

 その中の一人で、地下鉄MRTのフアイクワン駅からちょっと離れたコンドミニアムを購入した女性がいます。彼女は月収が35,000バーツとこのクラスでは下限に近いのですが、昨年初め、新築プレビルドでフアイクワンの270万バーツ、28㎡の1ベッドルームを購入しました。

 今は毎月15,000バーツ、つまり月収の43%もの住宅ローンを払いながらそこに住んでいるのですが、イサーンの農家出身の彼女にとっては、奨学金をもらいながら頑張ってバンコクの大学を出て社会人になり、やっと念願の自分の城を持てたと満足しています

実はこれには後日談があります。その後、彼女が転職することになり、上司が頼りないのでと彼女に頼まれて、私が不動産評論家という立場で英文の推薦状を書いてあげたりと手助けもしたのですが、うまく採用されて、今はさらに給料も上がってバンコクにあるシンガポールの会社で働いています。

タイの住宅ローンの一般的な与信基準は、月収総額の50倍まで、そして元利金の月々返済額が月収総額の4割までとされているのですが、彼女の場合、きっと今は15,000バーツのローン返済など大した負担にはなってないのだろうと思います。

大卒で優秀なタイ人は転職を繰り返しながらどんどん昇給していくので、
何年かするうちに返済も楽になります。

次回に続く

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