新規供給数
前回、日本人駐在員が減少を続ける中、賃貸物件の
供給過剰を考えると、トンローなどのスクムビットCBDの高額物件を買って、高額家賃が払える日本人駐在員へ賃貸することには、これからはあまりこだわらない方がいいと書きました。

どうしてもある程度まとまった投資金額の、高額な家賃が期待できる物件に投資したいのであれば、セントラルルンピニーやパトゥムワンの高級物件の方がリスクが低いかもしれません。

あのマーケットは、欧米人やタイ人ビジネスマンの賃貸需要が大きく、入居者の対象が広がることで空室リスクを軽減することもできるし、特にタノン・ランスアンやウィタユのフリーホールドであれば、希少価値もあって「出口」リスクも軽減できます。

ところで、もう開示しても構わないと思うのですが、実は2年近く前、某日系デベロッパーがバンコクのコンドミニアム開発に進出するにあたり、そこの海外事業担当役員がバンコクに来た際、私を訪ねてきたことがあります。

彼は私の元同僚でもあり、また、今でも飲み友達でもあって気心が知れていることから、私のバンコクの不動産市場に対する率直な考えを聞きたいということでした。

その質問内容は、今度、日本人駐在員が多く住むスクムビットのCBDでラグジュアリーコンドミニアムの開発を手がけることにしたが、私ならどう思うかというものでした。

それに対し、私は、当時トンローなどの高額コンド市場が既におかしくなり始めていること、さらにLTV規制の導入も検討されていることから、これからマーケットはもっと悪化するので、もし間に合うのなら、今回は見送った方がいい、というアドバイスをしたものです。

ちなみに、その後、某邦銀からも同じ内容で同社の彼の部下と面談したと聞きました。これはデューディリジェンスとして当然のことでもありますが、彼の会社は私以外のところでもいくつかヒアリングしたということです。

しかし、
私もロンドンで不動産会社の駐在員をしていたのでわかりますが、邦銀の海外支店程度の規模で、現地の不動産市場動向を細かく把握できるはずもなく、多分、当たり障りのない話しか聞けなかったのだろうと思います。

次回に続く

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