価値減少1
前回、REICの発表では、完成在庫に関して現時点でコロナの影響がもっとも大きいのは、サムットプラガンの郊外市場ということでした。

一方、今回のグルンタイ銀行の調査結果では、バンコク首都圏の住宅不動産価値は5,700億バーツから4,200億バーツへと27%も減少したとのことです。つまり、不動産市場から1,500億バーツ、約5,000億円が消えてなくなったことになります。

これがどれだけ大きい数字なのか私にもピンときませんが、27%というのはかなりの下落です。私が今住んでいるオンヌットの自宅も、ロビーでオフィスを構える館内エージェント、バンコクレジデンスの担当者から、
2~3年ぐらい前には高層階のコーナーユニットなので170,000バーツ/㎡で売れるといわれていたのですが、今は150,000バーツ/㎡も難しいそうです。

しかし、27%も下落するということは124,000バーツ/㎡ということになり、いくら何でもそんなに値下がりはしてないようにも思えるのですが、郊外や駅から遠い物件、築年数のたった古い物件をも含んだ首都圏全体のことであれば、そういうこともあるのかもしれません。

また、新規プロジェクトの販売達成率も昨年の第4四半期が20%あったのが、今年の第1四半期は15%に落ち込み、第2四半期は12%へとますます売れなくなってきているとのことです。

もっとも、第2四半期はロックダウンのさなかなので、落ち込んで当然の事でもあり、第3四半期はいくらかは好転するはずだと私は思っているのですが...。

しかし、これについても、グルンタイ銀行リサーチセンターによれば、コロナの影響でタイ経済GDPは今年8.8%ものマイナス成長になりそうなことや、外国人投資家、特に中国人投資家の入国禁止が続いていることから、不動産需要はまだ減り続けるとのことで、極めて悲観的な見方をしています。

さらに、今年はデベロッパー各社が新規プロジェクトの売出しを抑えた結果、昨年比で40%も新規供給が減少すると予想されるにもかかわらず、それでも販売在庫は増え続け、今年は5%増になるとの予測です。

また、同銀行の不動産関連NPL(不良債権)も増加しつつあり、警戒が必要とのことで、これがさらに進むと、そのうち、建設途中で破綻するデベロッパーも出てくるかもしれません。

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