コロナ自殺
Investigating officers suspect the man was driven to kill himself after suffering stress during the pandemic and lockdown – a pattern seen in a string of suicide cases across the country.

昨日の朝、ラムカムヘーン地区にあるコンドミニアムの31階から40代の男性が飛び降り自殺したという記事が出ていました。

警察によると、ロックダウンによる精神的ストレスが原因となって、最近、タイ国内のあちこちで起こっている一連の自殺の1つであろうとのことです。

自殺未遂
自殺の理由には、精神的ストレスだけでなく、前回このブログで取り上げたイサーン地方の子供を抱えた母親が自殺した例や、このチェンマイのレストラン経営者のように、失業や収入減による生活苦、将来への不安といろいろあると思います。

こういった自殺が、最近タイ国内で続発しているということであり、まだ1カ月とはいえ、個人経営の小規模業者が多いタイの場合、ロックダウンの影響は日本以上に厳しいものがあります。

イギリスの例

そこで調べてみると、イギリスでも厳しいロックダウンにより自殺者が急増しているという、以下のTimes of Londonのコメントがありました。

「イングランドとウェールズは、1週間で 1万6,387人という記録的な死亡数となり、この時期の平均よりも6,000人死亡数が多かった。このイギリス国家統計局の数値は、2005年に英国で記録が開始されて以来、最大の週別死者数だが、多くは新型コロナウイルスによって死亡したのではないことが示されており、これらの死亡者のうちの約半数だけが新型コロナウイルスに起因した死だった。
 専門家たちは、新型コロナウイルス以外の死者数のあまりの増加にショックを受けており、ロックダウンが英国の人々の健康に意図しない結果をもたらしている可能性があることへの懸念を表明した」。

そういう意味では、日本がぎりぎりまでロックダウンを遅らせたこと、ヨーロッパのように厳しいロックダウンでなくタイやアメリカと同じ、もしくはそれより緩いソフトロックダウンであることは、間違ってはいないのかもしれません。

特にメンタルにデリケートな日本人は自殺が多い国民性ということもあり、厳しいロックダウンは精神的にストレスを与えるので危険です。


ところで、タイでは3月26日の非常事態宣言からちょうど今日で1カ月が経ちましたが、私も含め、自殺まではしなくても、ほとんどの人がもううんざりしていると思います。

そして、最近は1日の新規感染者も20人を下回ってきていることもあり、4月30日の政府のロックダウン解除を心待ちにしているところです。

ロックダウン解除
"The government has always had two things in mind. Keeping people healthy is the primary concern, and the secondary concern is to keep the economy running. The government must come up with measures to address these two issues, though it has to spend the money carefully so that it will not be in trouble in the future" Gen Prayut said.

しかしながら、「感染者が減ったからといってロックダウン解除の理由にはならない。国民の健康が最優先、そして次が経済活動。また、政府には予算もないので慎重な判断が必要」という昨日のプラユット首相のコメントを読む限り、少なくともバンコクで5月からのロックダウン解除はなさそうです。

ちなみに、政府の説明によると、感染者が1人出ることで国が負担する費用は100万バーツとのことで、すでに2,000人以上が感染した結果、20億バーツ(70億円)以上の費用がかかっていて、政府にはこれだけの予算がないこともあって、借金をしなければならないそうです。

まだこれからもロックダウンは続き、自殺者も増え続けるのかもしれませんが、何としても感染者を増やしたくない政府の台所事情もわかります。

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