アナンダの値下げ攻勢
ここ数日、頻繁に目につくアナンダのセールスプロモーション広告です。しかし、2年間タダで住めるとか、最大300万バーツ(1,000万円)の値下げとかは、前回のブログ記事で紹介したように、他社でもオンラインでプロモーションを展開しているところであり、あまり魅力を感じなくなってきています。

むしろ、この広告からわかるのは、アナンダも現在、32ものプロジェクトで完成在庫を抱えているということであり、金額とかユニット数まではわかりませんが、これらに現在建設中のものを入れた昨年末の販売在庫が200億バーツ(670億円)以上あり、そして最近売出したラーマ9のアイディオなどの新規プレビルドなどを入れると、たぶん、相当な資金負担だろうと思います。

ところで、これまで紹介してきたアナンダも、ノーブルやメージャーも、都心部の駅近でロケーションのいいプロジェクトが多いという共通点があるのですが、大きな違いは資金繰り状況ではないかと思います。

corona 3
アナンダは昨年末の負債資本比率も1.64とそれほど高くなく、それもあって最近、ディベンチャーファイナンスで40億バーツ(130億円)の資金調達ができたようなので、当面は手元資金に余裕があると思います。

従って、この中にもし自分の気に入ったものがあったとしても、今は飛びつかない方がよさそうです。あと数カ月モニターしていれば、納得できる価格まで下がってくるかもしれません。

一方、ノーブルやメージャーはもっとぎりぎりの値下げを出してきているので、そういう意味では「今や買ってはいけないバンコクのコンドミニアム(その3)」の表で赤枠で囲った7社の完成在庫や特別セールなどは調べてみる価値がありそうです。

ところで、つい今年初めまで私はこのブログでも、これだけ都心部が値上りしてしまったら、プラカノーン以遠のフリンジやミッドタウンの方が、これからは投資妙味があるということを書いてきました。

特に、トンローやプロンポンのプレビルドは30万バーツ/㎡を超すプロジェクトばかりになった結果、将来の値上がり分をも先取りしてしまったので、これから数年はプラカノンからウドムスクあたりの方が面白いと考えていたし、著書でもそう書きました。


しかし、予想外であったこのコロナの影響で状況が変わりつつあると考えています。

リセッション
先日寄稿した「コロナが直撃、タイ不動産市場は暴落の危機へ」の中で書いたように、タイの不動産市場はますます状況が悪くなっていきます。

また、最近のブルームバーグの予測でも、アメリカ経済は向こう12カ月以内に100%の確率で大きなリセッション(経済不況)がやってくるということですが、これはタイも同じです。

そして、前回紹介したターンセータギットの記事にあるように、既に今のコンドミニアム市場の状況は12年前のリーマンショックを超えていて、23年ぶりの不況、すなわち、トムヤムグン危機以来だというのです。


ここまでくると、当面は「待つも相場なり」で見送りが一番ですが、次第に底値買いのチャンスが近づいてきているのも事実です。

どこで底を打つかはわかりませんが、もし、いくつかのデベロッパーが破綻し始めるようなことがあれば、その時こそは間違いなくチャンスです。

次回に続く

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