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これは以前、2月にブルームバーグに掲載された記事ですが、その情報元になったのが、AREAの調査報告です。

Bangkok’s condominium market, once a favorite of Chinese investors, faces a bleak year as the novel coronavirus outbreak keeps buyers away. Foreigners are set to account for as little as 10% of purchases in 2020, down from a fifth two years ago, consultancy Agency for Real Estate Affairs estimates. Chinese buyers used to provide the bulk of overseas interest but are now hampered by the travel curbs and economic havoc sparked by the disease.
“The demand from foreigners may disappear in the first half following the outbreak,” said Sopon Pornchokchai, the consultancy’s president, adding that there are 100,000 vacant condominiums in and around Bangkok. “We’ll need to rely on local buyers, but that won’t be easy.”
Even before the coronavirus spread from China, foreign interest was flagging as the outlook for an economy reliant on trade and tourism deteriorated amid currency strength in 2019 and the U.S.-China trade war.

まず、この記事を簡単に訳すと、以下のようになります。

多くの中国人投資家が買っていたバンコクのコンドミニアム市場であるが、コロナの影響で、2年前に比べて外国人投資家の比率が半減し、不況に陥っている。特に中国人投資家は、コロナにより旅行者が減り、経済が低迷したこともあって、激減している。

AREAによると、「今年の前半は、外国人需要がほとんどなくなる上に、既に100,000ユニットもの空室コンドミニアムがバンコク首都圏に存在する。そんな中、デベロッパーはタイ人購入者に頼るしかないが、それも容易ではない」。

そもそも、コロナ感染が始まる前から、米中貿易戦争やタイバーツ高により、バンコクのコンドミニアム市場の悪化は始まっていた。

(AREA Seminar)
Are there really 100,000 condominium units unsold in Bangkok right now?
Where are there or at which particular location?
At which price ranges are there in trouble?
How many units were bought by foreigners in Bangkok, Pattaya, Phuket?

そして、AREAはこの後、3月中旬にセミナーを開き、バンコク首都圏で100,000ユニットもの空室があることの根拠説明、それらの多くはどのエリアにあるのか、どの価格帯の物件なのか、そして、どのくらいの数のコンドミニアムがバンコク、パタヤ、プーケットで外国人投資家によって購入されたのか、といった点について解説しました。

参加費用が3万円近くもするので、私は行きませんでしたが、会社負担にできる日系デベロッパーの駐在員などは行ったのではないかと思います。資料だけでも1,000ページにも及ぶ膨大なデータに基づいたものなので、タイのコンドミニアム市場の現状と問題点を理解するいい機会だろうと思います。

私もロンドンに駐在していた頃は、サビルスやJLWのセミナーによく参加したものですが、こういうのを理解しておくと、市場の流れがクリアにわかります。

もっとも、私の場合、定期的にAREAのレポートを読み込んでいるので、わざわざ参加しなくても市場の動向は大体わかりますが…。


また、最新の著書、「バンコク不動産投資(2020年の混乱市場を勝ち残るヒント)」の中でも、「空前の空室リスクがCBDの賃貸市場を直撃する」の項等で触れているので読んで頂ければと思います。

いずれにせよ、これらのデータや他の情報を合わせて出した私自身の結論が、先日、日本のニュースサイトに寄稿した「コロナが直撃、タイ不動産市場は暴落の危機へ」であり、もしできるのであれば、今はとにかく撤退すべき時だと思っています。

さらに、日本人駐在員が減りつつある中、これだけの空室があると、日本人投資家にとっても、これからは「入口」、「運用」、「出口」の3つ中で、ますます「賃貸運用」と「出口」が難しくなってきます。

旅行客に貸そうとしていた中国人投資家も、中国人旅行者がいなくなった今、タイでの不動産投資から撤退しつつありますが、我々日本人投資家にとっても、状況は同じようなものなのです。


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