2020市場予測
昨日、タイコンドミニアム市場の暴落危機について、私の考えていることを書いたところですが、偶然、現地の経済紙、プラチャーチャート・トゥーラギットに、タイの著名なリサーチ会社3社による、コロナによるリセッションや消費者購入意欲の減退などを踏まえた上での、現時点の市場予測が出ていたので概略を書きます。

ちなみに、これは以前にも書いたことがあるのですが、この3社はどこもバイアスのないニュートラルな報告をするので、私は個人的には信頼していて、このブログでも頻繁に紹介させてもらっています。

さて、以下にこれら3社の現時点での市場予測をまとめましたが、いずれも値下りが続くハードランディングになる、との厳しい見方をしています。

1.AREA
コロナの影響が始まる以前は、今年の住宅市場は5%から10%の成長と見込んでいたが、コロナ感染が始まった今となっては、15%から20%のマイナス成長と大幅なダウンを予想する。

2.REIC
現在、住宅市場には68,000戸もの完成在庫があり、その内、30,000ユニットがコンドミニアムである。また、コロナの影響により、今年の引渡しは昨年比で、戸数で11%から17%の減、金額で13.8%から17.1%の減になり、完成在庫はさらに増加する。

3.コリアーズインターナショナル・タイランド
今年第1四半期で売り出された新規プロジェクトは、5,880ユニットと過去8年間で最少となった。しかも、販売達成率は、わずか31%と過去10年間で最低となり、市場の縮小低迷は激しい。しかしまだ、3カ月が終わったばかりであり、残り9カ月をデベロッパー各社も戦略を練って乗り切ろうとしているので、今はまだ今後の予想はできない。

大体、こんな感じで、どこも見通しは暗い、もしくはまだ見えてこないというところです。

私としては、REICがここでいっている竣工引渡しの減少予測はどのベースなのかが不明であり、これは単純にタイ人の投資家や実需層のことだけをいっているのではないかと思います。

そもそも、中国人バイヤー等の外国人投資家がどれだけ竣工引渡しを受けずに解約してくるかなど、これからの為替や外国の経済状態にもよるので予測は難しいはずであり、完成在庫がさらに急増する可能性は十分あると思うのです。

では、次回はナイトフランクが今日のレポートで書いている、最近、キャッシュリッチな投資家達が底値買い狙いで買い始めた事例等、マーケットで今何が起こっているかについて見てみることにします。

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