タイ航空の危機3月初め、まだタイにはコロナの感染がほとんど広がっていませんでした。

従って、「所詮、これは中国の国内問題」とばかりに、タイ国内では今ほどの危機感はなかったのですが、実は観光業界では、既に1カ月以上前から、中国人を中心に外国人観光客が激減するという異変が起こっていました。

その結果、
今は成長期から成熟期への過渡期?(その4)」で紹介したように、7,000台もの観光バスが仕事もなく駐車場に停められていて、既にタイの観光業界は瀕死の状態になっていました。

そして、3月26日の非常事態宣言以降、
さらにそれがエスカレートして、国際、国内ほとんどの空の便が欠航となり、今度は飛ぶあてのなくなった大量の大型旅客機がスワナプームやドンムアン空港に駐機され、溢れています。

そんな中、
以前、緊急避難、外国人は故郷を目指す」でもタイのナショナルフラッグキャリア、タイ航空の経営難についてちょっと触れたことがありますが、2日前の新聞、プラチャーチャートによると、月間100億バーツもの運営経費がかかるタイ航空は、今や赤字の垂れ流しで資金繰りが回らなくなっていて、2カ月以内に新たな再生プランを出して財務省の援助を得られなければ、いよいよ経営破綻かと危ぶまれているようです。

といっても、別にこれはタイ航空に限らず他も同じで、どこのエアラインも大型旅客機を飛行場に駐機させている状態で経営が逼迫しつつあるのですが…。

カナダ航空の解雇例えば、カナダ航空は従業員の半数を一時解雇して生き延びることを表明したところです。

タイ航空も、仕事がないのなら同様のことをして、最も経費のかかる人件費をカットすればいいのですが、どうも労使環境の事情が違うようです。

この記事を読むと、従業員の給料を25%から40%削減するというような経費削減策を考えているようですが…。

ところで、話は変わりますが、別にここで私はタイ航空のことを心配して書いているわけではなく、ナショナルエアラインの倒産危機は、これから世界中でとんでもないリセッションが始まる前兆だということを心配しているのです。

そして、今回の著書でも「それでもタイの不動産を復活させるのは外国人投資家」と、わざわざ項を割いて書いたように、バンコクのコンドミニアム市場が復活するためには、外国人投資家が戻ってくることが必須条件だと考えているのですが、今のこの状態では外国人投資が増えるのは無理だと思うのです。


次回に続く

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